京都市上京区溝前町の外科の口コミ（1件）

　７８歳男性です。
　小腸に穴が開き腹部表面にその内容物が噴き出し最高７つの穴が出来ました。
　以前、胃癌の手術をしましたが６ケ月後に腹壁ヘルニアとなり、腹筋を補強する為メッシュをおなか全体に入れる手術をしました。それに細菌が感染し、次々と穴が増えていきました。（メッシュに感染した細菌には抗生物質は効かない）通常この場合はこれを除去すれば治るとの事ですが、これがどのように内蔵に癒着しているか判らず（メッシュはレントゲンにも写らない）内蔵を傷つける恐れがある為、手術が出来ないとの事。方々の病院や医師会等に問い合わせたり、インターネットでもさがしてみましたが手術でメッシュを除去する以外方法はないとの事でした。
　腸の内容物がお腹の穴に出てきて、それが皮膚に付きとても痛いし、これらの処置等に毎日何回もオムツ等を交換しなければならず、夜もお構いなしの状態で眠りを妨げる日々が続きました。（穴が増えるにつけ、私の人生もこれまでとあきらめていました。）
　その際には傷の専門の看護師さんが技術を駆使され、傷みを和らげる処置等をして頂きました。本当にありがとうございました。その様な中、外科の先生は穴の周りのメッシュを内蔵に傷をつけないよう、ひとつひとつ丁寧に取り除いて頂きました。（本当に神業です‼）先生の献身的なご努力のお陰で穴が次第に塞がってゆき、お腹の穴ばかりか小腸の穴も完全に塞がりました。
　再発が無いよう祈るばかりですが、本当に感謝の言葉もありません。ありがとうございました。