板橋区三園のだるいの口コミ（1件）

東京こころとからだのストレスケアセンター（ストレス病棟・解放病棟）に2か月ほど入院しました。
ほぼ入院専門部門のようです。
総評として、診療内容・病棟の清潔さなど自分には良い病院でした。

入院前に調べたサイトに合った通り、建て替えられて間もないようで、新しく清潔で近代的な病棟でした。また病気の性質のためか、あまり「病院くさい」内装ではなく、落ち着いた居心地の良い空間を目指しているのが分かりました。
清潔といえば、お風呂は順番性ですが、基本的には毎日入れるようになっています。（ただし、自分が希望した時間に取れなかった時は、空きがなければその日は入れないこともあります。）

病室のほか、レクリエーション室、私語ＯＫの食堂（日中ダベる部屋）、私語禁止の自習室、ウッドデッキ、などなどもそろっています。
病院なので、時間の管理があり、いつでも使えるわけではないものの、
自分の生活を整えていくために、集中して読書や作業ができる部屋があるのは助かります。

基本的には、自分のことを自分で出来るくらいの元気がある患者の病棟です。（上の階は閉鎖病棟らしく、まったく他の階の様子はわかりませんでした。）
とはいえ、病状は様々で、自分は週に外泊は2泊まで許可が下りていましたが、外泊禁止になっている人もいました。
「精神科」といっても、先に触れた内装のおかげもありますが、殺伐としてた感じはまったくありません。
病室にこもるもよし、他の患者とコミュをとるもよし、外出も時間を守れば可能。
集団生活の息苦しさは少ないと思いました。

ドクターの診察は、日によっては数分程度で終わることもありますが、検査内容や治療方針など重要なことを決める際は十分時間を取ってくれます。看護師さん他、スタッフさん全般にも余裕を感じ、雑な印象は受けません。
何か疑問があるときはどんどん質問するように推奨されていて、病気の性質上、他人に言えないタイプの人には練習を兼ねさせているように感じました。
また、些細なことでも患者の病態やスケジュールなどがしっかりと伝達されていて、同じことを何度も説明しなくても良いので助かります。

費用の目安ですが、大部屋で食事一日3回で高額医療認定を利用しても、ひと月あたり12万円は超えました。
外泊する時は事前に食事は止めることもできるので、その分はひかれませんが、それでもこのくらいは最低限かかります。
なお、クレジットカードは「ＪＣＢ以外は使えます」との話です。

どこに入院しても病院任せでいては回復しませんが、自分自身が病気と積極的に関わっていこうと思えるくらいの元気があれば、十分その手助けをしてくれる病院だったと感じています。
星が五個ではないのは、意思疎通が上手くいかなかった部分があり、少し無駄に長く入院してしまった為です。自分のせいもありますが、病院側の都合に合わせざるを得なかったという事情もありました。100パーセントなんてないと思うので、そういうこともあると思います。