所沢市並木の精神科の口コミ(1件)
- エリア
- 埼玉県所沢市並木
- 診療科目
- 精神科
35人中29人が、この口コミが参考になったと投票しています。
防衛医科大学校病院 (埼玉県所沢市)
m-ECT(修正型電気けいれん療法)を受けるために、数週間入院していました。
これは電気ショック療法などとも呼ばれるもので、頭部に電気を流して人為的に気分障害など脳の機能を改善するというものです。適応症はうつ病、統合失調症など幅広いようで、難治性のうつ病など、薬物治療で改善が見られない方が受けるケースも多いようです。
具体的にどういう治療なのかというと、まず点滴を打たれ、電極がついたシールをこめかみなどにペタペタと貼られます。そしてベッドに横になりながら引かれていき(ベッドがストレッチャーのような移動可能なものになっていました)、手術室に案内されます。そこで先ほど打たれた点滴から麻酔薬を注入されます。頭がボーっとして気持ち良くなり、麻酔から覚めるともうm-ECTは終了しています。通電時間は5分程度だそうです。その後、部屋に戻り、酸素マスクを装着されたり、氏名などの確認(健忘が起こっているかどうかを確認するためでしょうか)があって一旦終了となります。これを週3回程度、合計で12回ほど受けました。
手術室には、術衣を着た麻酔科医が数人いて物々しく、最初は怖かったのですが、すぐに慣れました。m-ECT自体は手術室で行われますが、痛い思いをするわけではありません。
病棟には医師は常駐していませんが、看護師や研修医の方々が部屋に見回りに来ますので、不安感はなく落ち着いた入院生活を過ごすことが出来ました。あと、珍しく(?)病院食が美味しく、ここも高評価です。
ただ、これを受けたからといって、全ての人に症状の改善が見られるわけではなく、また効果があまり持続しない人も少なくないようです。私の場合は退院後、しばらく調子は良かったのですが、半年も経たずに調子を崩してしまいました。さらに、部屋数が限られているため、すぐに入院してm-ECTが受けられるというわけでもありません。
関東でm-ECTを受けられる病院は、この防衛医科大学校病院以外ですと、国立精神・神経医療研究センター病院や千葉大学医学部附属病院など限られたものだそうです。先にも書きましたが、薬物治療でも治療が困難な難治性のうつ病にも効果がある可能性はありますので、重症の方は入院して治療を受けてみることを検討されてもいいと思います。
待ち時間: - 入院 | 薬: - |
- «
- 1
- »
- エリア
- 埼玉県所沢市並木
- 診療科目
- 精神科