柴田郡大河原町西の循環器内科の口コミ（1件）

慢性腎不全、肺疾患、動脈瘤などを抱え、こちらの主治医に6年ほどお世話になっていました。
歳や病気のせいもあり、良くはならなくとも、ゆっくりと徐々に衰えてはきていました。

状況が一変したのは5月の連休の頃、呼吸が荒くなり食が急に細くなり始ました。
週3回訪問看護をお願いしていますが、看護記録を見ても血圧が高くなってきたように感じられた。
何度か本人から胸痛の申告があり、家族が主治医に検査を相談しました。また、訪問看護師からも5月に2回6月に1回、主治医に相談してもらい病院に行きましたが、検査はありませんでした。
6月には、食事がほぼ取れていないにも関わらず浮腫により3kgほど体重が増加。
何かおかしいと感じた家族でセカンドオピニオンを検討しましたが、家族内で主治医に悪いとの意見が出て諦めました。

6月X日状況は悪くなるが訪問看護師と相談し、5日後が診療日の為様子を見ることに。
翌日夜に転倒。発熱37.8度、SpO2が77〜79台に低下しており119を考えましたが、主治医の対応を考えると救急車を呼んで良いのか困り、訪問看護師に時間外（22時）で来てもらい状況確認。その頃には血圧も脈拍も高くなっていました。
看護師より直接中核病院の救急に交渉してもらい、救急車で中核病院に搬送してもらいました。

救急にて検査してもらった所、新たに肺に影が見つかりました。初耳でした。
救急から引き継ぎし入院を担当した医師には、おそらくこの腫瘍（この時点ではガン判定無し）が今回苦しくなった原因で、心臓や元々弱っていた所と合わさってしまったのではないか？と話をもらいました。
その後、この医師の献身的な治療により、会話ができるまでに改善しました。
訪問看護師、救急の医師、入院の医師の方々本当にありがとうございました。

後日、主治医に確認した所、肺の影は前から気づいていた。ガンと分かっていたがあえて、本人と付き添い人には告知しなかったと言われました。
主治医は呼吸器科の専門ではないのに、検査もせずに勝手に判断する事に驚いたのと、院内の専門医に相談して検査すれば、原因不明で何の対応もされず2ヶ月近く患者本人が我慢して辛い思いをせずに済んだと思い、とても悲しくなりました。

今まで主治医を信じて、共に歩いてきたと思っていた家族にとって、今回の一件は医師が人の寿命を決める行為ではないかと恐ろしさを感じました。