広島県の虫垂炎（盲腸炎）の口コミ（2件）

早朝、激しい腹痛に耐えかね、診療開始時刻を待たず受診。
時間外診療で痛み止めを注射。
その後、胃カメラと腹部ＣＴ。胃が痛かったので、胃カメラを依頼しましたが、胃のほうは問題なし。
腹部ＣＴで大腸に便が充満するひどい便秘がわかったので浣腸。血液検査で白血球数の異常がみられ、どこかに炎症があることはわかりましたが、このときは盲腸炎とは診断されず、小腸の炎症と便秘による痛みだろうといわれ、炎症を抑える抗生剤を処方されました。盲腸の可能性については言及すらされませんでした。

帰宅後、昼、夜と薬を飲みましたが、痛みは増し、高熱も出たため、病院に電話して相談。
すぐ来るよういわれたので、夜間に受診。しばらく待たされた後、再び腹部ＣＴと血液検査。
この時点ではわたしも盲腸の疑いをもち、医師に指摘しましたが、朝のＣＴと夜とったＣＴとで盲腸の大きさに変化がないから、盲腸ではないと説明されました。
しかも、こちらが盲腸の疑いを口にするまで、医師はその可能性を考えてすらいなかった様子で、言われてからあらためてＣＴ画像を見直したうえで、そのように説明したのです。

何の解決もないまま帰宅し、抗生剤の服用を続けるうち、発熱は翌日昼ごろおさまりました。ただ、激痛はおさまらず、歩くことはおろか、体を動かすのもままならない状態に。

受診から２日後、医師から自宅に電話があり、放射線科の医師とＣＴ画像を検討した結果、盲腸炎かもしれないということになったので、もう一度病院に来てほしいとのこと。結局、そのまま入院し手術。
すでに盲腸は破れ、腹膜炎の一歩手前という状態になっていました。

福山第一病院は、胃腸系には定評のある病院ですが、世間の評価というものは全くあてにならないと痛感しました。

まあ、担当の医師が誤診しても、別の医師が気づいてカヴァーできた点は、規模の大きい病院ならではの長所が発揮されたといえますが、腹部ＣＴを２回もとって盲腸を見落とす医師がいるというのは、それだけで大問題といわざるをえません。

[症状・来院理由]

深夜　激しい腹痛があり、あぶら汗をかいて、眠れないどころではない状態で朝を迎えました。そして『設備が整っている』と評判の三次中央病院へ行きました。

[医師の診断・治療法]

痛みの場所から盲腸炎の疑いがあると言われ、尿・エコー・レントゲン・血液等の検査を受けました。エコー検査は『盲腸の炎症がみられない』といわれ、約20～30分かかり、途中、年配の医師を呼んで検査しました。その後診察室に戻り、検査結果の説明を受ける際、この医師は手に持っている筆記具を指の上でクルクル回しながら話すのです。その説明内容は『盲腸炎なので、すぐに手術が必要です。』『早く手術をしないと命にかかわります。』といったものです。私は仕事の都合上今すぐ入院は無理であると答えると、『命にかかわる状態なので、あなたを帰すことはできない』と言われましたが、その間も手は遊んでいました。結果説明も具体的でなく不信感をもっていましたので『命にかかわる状態ならなおさら、セカンドオピニオンお願いします。』と言うと態度は急変、少しの間沈黙、そして口調も先ほどまで威圧的だったのに優しい口調に。結局、吉田病院で診察してもらい結果は『腸内に糞石があり、炎症をおこして痛みがあったのでしょう』と言われ薬の服用（１週間）で直りました。医療・医師に対して、『大丈夫なの？』と疑念を抱く良い経験をしました。

[感想・費用・待ち時間・看護師などスタッフの対応]

院内も設備も十分な感じでした。料金も待ち時間も気になる程ではなく、ただ医師の態度、説明内容には不信感しかありませんでした。エコー検査で時間がかかったのに、その説明は不十分で、本当に不安でした。命にかかわることならもっと丁寧に、親切な対応が必要ではないでしょうか？