6年間婦人科健診を受けておらず、流産と同時に発覚した子宮けい癌。

私は34歳の二児の母です。

子育てに追われており
自分の体に気を付ける余裕もなく。
元気だから大丈夫！という感じで
下の子が生まれて６年、癌検診などしていませんでした。
それまで、特に体に異常などもなく
生理も毎月決まった日にちに来ており
生理が不安定とかそういった不安などもありませんでした。

そして、生理が安定な私にとっては
生理が遅れるということは「妊娠」
以外の何物でもなく
当時、生理が遅れ
検査薬をしたところ、案の定妊娠が発覚。

病院は決まって居ましたので
仕事の都合を見て病院を受診しました。
もちろん、妊娠。
妊娠検査と合わせて癌検診をするとのことで癌検診も受けました。
このとき、６年ぶりの癌検診

私は夫に報告し
生まれてくる命を心待ちにしておりました。

しかし、しばらくしてから
急に下腹部が張りだし出血。
残念ながら、流産してしまいました。

流産手術を行い少ししてから
癌検診の結果の文書が届き
開いてみると大きな字で
「１ヶ月以内に受診してください」と
書いてあったのです。
なんのことか分からず、ネット検索したり友人に聞いてみたところ、皆が口を揃えて早く病院にいって！というので
恐ろしくなり即病院へ行きました。

まだ、流産して日が浅かったのも
重なり、もしかしたら癌かもしれないという絶望で、精神的にも憔悴しきっていました。
癌検診の結果を持って受診し、それを医師に見せたところ
「高度異形性の可能性あり」ということで、精密検査をすることに
流産手術のあとだったので少し時間を置いて精密検査をすることになりました。

精密検査はｺﾙﾎﾞというもので細胞を擦って取りました。
痛くないと、ネットで書いてありましたが私はとても痛かったです。


検査結果も変わらず高度異形性という診断でした。

高度異形性というのは癌の手前の患部だそうです。

早めにとったほうが良いということで
けい部の一部分を円錐に焼ききる手術
を受けました。

手術室に入り麻酔を少しずつ
局部に打たれました。
途中、熱くて重苦しい痛みに襲われ麻酔を増やしてもらったり
手術中、肉を焼く臭いとｼﾞｭｰｼﾞｭｰという
何とも言えない音に恐怖を感じていました。

麻酔を打っていても、
局部の熱さは若干ありましたが、我慢出来ない熱さでは、なかったです。

終わった後も自分で歩いてすぐ帰宅するような感じです。

その時、驚いたのが私の次に、また同じ手術で私が終わるのを待っている患者が居たことです。
本当に流れ作業のような印象でそれほど、けい癌の女性が増えているのが現実なんだなぁと感じました。

この、経験を経て静かに近寄ってくる病魔の恐ろしさと
定期的な検診の大事さを知ることができました。

今後は、３ヶ月後の定期検診を何度かすることとなると思います。

あの時、妊娠が発覚していなければ
私は高度異形性を見逃し癌に変わってしまっていたかもと思うと。
赤ちゃんが身の危険を教えてくれたんだと実感しました。