8w後半になって心拍確認ができず、2泊3日の流産手術になりました。

流産という悲しい結果になり、手術を受けました。
身体は妊娠前の状態になりましたが、精神的には未だに辛くなる時もあります。
前向きに次の妊娠を迎えられるよう、記録しておきたいと思い、投稿します。
流産になり、これから手術を受ける方には怖いイメージをもたせてしまうかもしれません。
私自身、他の方の体験談を読んで怖く思いましたが、心構えができました。
少しでも役に立てれば幸いです。

生理予定日から使用できる検査薬で陽性を確認し、心拍が確認出来る7w後半に初診を予定していました。
しかし、6w後半に出血があり心配で受診しました。
胎嚢、卵黄嚢を確認ができて順調とのことで一安心していたのですが、7w後半に再度受診するもエコーでは心拍の確認ができませんでした。
この時に医師から『今回は残念な結果になる可能性が非常に高いです』と説明されました。
頭の中が一瞬真っ白になりましたが、医師の説明を聞き続けました。
『次回も心拍が確認できなければ手術です』と言われ、私は『それは中絶と同じ手術ですか？』と聞きました。
『中絶と同じ掻爬手術になる』と言われました。

1週間後に予約を入れ、会計を待っていると看護師の女性から『腹痛や出血があったら夜中でもいいから電話してきて下さいね』と言われ、『もうダメなんだ…』と思ったらその場で泣いてしまいました。
『まだ（流産とは）分からないから、座って落ち着いてから帰ってね。1人で車で来たの？運転気をつけて帰ってね』と優しく対応して下さった看護師さんに救われました。

自宅に帰り、主人に泣きながら説明しました。
本当なら病院帰りに母子手帳をもらってウキウキしながら笑って『ただいまー！』と帰るはずだったのに、帰るや否や号泣する私に主人も呆然としていました。
主人も『まだ分からないんだろう？なら、来週まで普通に過ごそう。体調悪くなったらすぐ連絡して』と言ってくれましたが、私は暇さえあればスマホで調べまくりました。
排卵が遅れていた、生理周期がずれた、9wになって心拍が確認できたなどなど…。
少しでも希望が持てるように、妊娠継続された方の体験談ばかり見てました。

8w後半になり、再びエコーで診てもらいましたがやはり心拍は確認できませんでした。
手術の予約を入れ、入院の説明を受けました。

私が受診した産婦人科では、流産手術は2泊3日でした。
他の方の体験談では日帰りや1泊2日が多かったので驚いてしまいましたが、今となっては2泊3日で良かったと思います。
出産ではないですが、前処置や全身麻酔でフラフラな中、帰宅しても大変ですから。

手術の前日の11時に入院となり、すぐに手術着に着替えて点滴が始まりました。
そして11時半頃、前処置の為に処置室に行きました。
この前処置（子宮口を広げる処置）がかなり痛いものだと体験談で皆さん言っていたので私はビビってました。
看護師さんに『痛いんですよね…？』と聞くと『痛みは人それぞれかしら』と言われ、どうか痛くありませんように‼︎と願いました。

例の婦人科の診察台に乗り、カーテンで下半身は見えませんでしたが、器具が入ってきて処置が始まりました。
私の願いは虚しく激痛でした。
1人普通分娩で産んでいましたが、その際も泣かなかった私が泣きました…。
痛みを和らげようと自然と深呼吸していました。
陣痛は赤ちゃんに会うためなら頑張れる痛みだけど、流産で精神的に辛い時は痛みにも弱くなって当たり前なんでしょうね。

ラミナリア？というものを入れて終了しました。
ヨロヨロしながら病室に帰りましたが、しばらくベッドから起き上がれませんでした。
お昼ご飯は完食しましたけどね 笑

翌日の8時半に手術と言われましたが、それまでの間、私は膀胱炎の様な痛みとの戦いでした。
挿入されているラミナリアが膀胱や尿道を圧迫しているのか？
頻尿になるし、排尿痛が半端なくて大変でした。
すぐにトイレに行きたくなるのに、尿がなかなか出ないんです！
出そうとすると痛くて痛くて…30秒ほどしてやっとチョロチョロと出る感じでした。
看護師さんにその事を言いましたが、『点滴で抗生物質を入れているから膀胱炎にはならないから安心して』とのことでした。

夜は入眠剤を処方され、少し熟睡できたと思います。21時以降は飲食禁止になりました。
何度かトイレに行ったり手術の緊張もあり早朝に目覚めました。
8時過ぎに手術室に向かい、手術台に乗り脈拍を計測する機材やらいろいろ準備が進んでいきました。
手術台に横たわると、落ち着いていたはずなのにまた号泣してしまいました。
赤ちゃんに対して『ごめんね』と何度も謝っていました。
『初期の流産は赤ちゃん側の原因』と医師からも説明を受けましたし、スマホでも何度も目にしてましたが、母親として申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
看護師さんからも『今回は残念だったけど、お母さんの身体を元気な状態に戻すためにも頑張りましょう』と言われ落ち着きました。
というか、筋肉注射と麻酔が効きやすくなる薬を点滴で入れられて意識が朦朧とし始めました。
手術する担当医師が来て『氏名と生年月日を言って』と言われ、ゴニョゴニョと伝えました。
そして『首のあたりがスーッと冷たくなりますよ』と看護師に言われたあたりから意識がほとんどなくなりました。
手術中の先生方の会話は全く聞こえず、でも意識が少しあるような？
『まだ始まらないの？先生どこか行っちゃったの？』と考えていたのを覚えています。
そんな中、広げていた足を閉じて降ろされたのが分かり、『ん？先生が遅いから一旦休憩するの？』と思ったら意識が戻り、『あれ？終わったの？全然痛くなかったなぁ』とぼんやり考えてました。
時計を見ると10時半でした。
手術前に看護師から『手術が終わって、意識が戻ったら、手にナースコール握らせておくから呼んでくださいね』と言われていたのを思い出し、ナースコールを押そうとしましたが、あまりの眠気にまた寝てしまいました。
再び目を覚ますと11時過ぎており、『あ、そろそろ起きないとお昼ご飯に間に合わなくなる』と思いナースコールを押しました 笑
看護師さんが来て『車椅子で移動します？』と言ってくれたので甘えました。
手術台から降りるのも結構大変でした。

昼食をいただき、また寝てしまいました。
お腹に赤ちゃんがもういないと思うと泣いてしまうので寝ることで考えないようにしてました。

15時ごろ、主人が子供を連れて見舞いに来てくれたのでロビーまで歩いて行きました。
もうトイレに行って痛みも無いので、3日目の退院まではテレビを見たり、持参したお菓子を子どもに奪われることなく食べて、のんびり過ごしました。

退院し、数週間後に子宮の状態をエコーで見て取り残しが無いか確認されました。
摘出した胎嚢などを調べた結果を聞きましたが、『悪いものはなかったです』で終わってしまい、詳しい説明がなくて納得できず終いでした。


流産は30％の確率で起きるとの事で、妊娠〜出産まで無事に行き着くのは本当に奇跡なんだと思い知りました。
私自身、1人目を何のトラブルもなく出産したので、流産はどこか他人事のような、ドラマなどで起きることだと思っていました。
他の方の体験談で、流産後は妊娠し易いと皆さん言っており、妊娠された方も何人もいました。
流産は本当に悲しい出来事ですが、我が子に会える日を願い、夫婦で家族で乗り越えて生きたいと思います。

最後になりますが、どなたかの参考になればと思い手術費用を…(^_^;)

2泊3日で7万3千円程でした。
手術の点数は2000点で、私が入っている県民共済では7万円（8万円だったかな？）程の保険金が下りました。