成人後に慢性蕁麻疹が発症。原因不明・抗アレルギー薬も効かず.. (写真あり)
そらとろ
(50歳代・女性)
| 病気 | 乳糖不耐症、蕁麻疹、食物アレルギー、金属アレルギー、アレルギー性皮膚炎 |
|---|---|
| 病院 | 蕨市立病院、シティタワーわらび皮膚科 |
| 製薬 | ファモチジンOD錠10mg「YD」、ガスターD錠20mg、アレグラ錠60mg、ザイザル錠5mg |
| 関連 | 皮膚の発疹・かゆみ |
| 参考 | http://www.shinohara-clinic.com/allergy/igg |
遅延型フードアレルギーという言葉をご存知ですか?
私は19歳から原因不明の蕁麻疹に悩まされていますが、発症から25年以上経過したつい最近知りました。
簡単に言うと、いわゆる「アレルギー検査」で「アレルギーではない」と判断されたものの中に悪さをするものがあって、それがアレルギー症状の原因になっているのに、通常のアレルギー症状とは違ってかなり時間が経ってから症状が出ているため、自分でも何が原因となっているかが分からないことが多いというものです。
私の場合、症状は蕁麻疹、原因は食物と接触・圧迫という複数の原因によるものでした。
それでもまだ全容は分かっていないのだと思いますが、ここまで分かるまでに25~6年かかってしまいました。
それまでは本当につらいことの連続で、症状はもちろん、周囲の無理解や偏見の目も辛さに拍車をかけていたと思います。
もし私のような人が他にもいるならば、少しでも参考になればと思い、今回投稿することにしました。
まず、「慢性蕁麻疹」というと、大抵「疲れ」や「原因不明」といわれ、抗アレルギー薬を処方されるものの、特に症状は治まらず、当然治ることもなく、いつまでもいつでも「蕁麻疹が出るか」ということに怯えて暮らさなくてはなりません。
なかには程度の軽い、少し我慢すれば・・とい方もいることと思いますが、酷くなると仕事や食事はもちろん、睡眠どころではなくなってしまい、生活の質も落ちますが、どんどん体力や信用を失い、悪循環に陥るため、たかが「かゆみ」でも侮れません。
私の場合も、「かゆみで死ぬわけではないし」とずっと我慢していました。
しかし今考えれば我慢ではしのぎ切れないレベルまで達していたと思います。
実際、病院で処方された薬も殆ど効かず、どんどん強いものへと切り替えていきましたが、あるレベルから急に体が受け付けなくなったのか薬が強力になったのか、とにかく体の異常なむくみに絶えられなくなりました。
朝履いてきた靴が仕事終わりに履こうと思うと全く入らなくなってしまい、仕事中に履いていたサンダルで家まで帰ったこともありました。
この時は、朝起きたときから異常にだるくて体が重く感じられ、正直通勤どころではなかったので、おそらく一日中むくんでいたんだと思います。
他の治療を求めて病院を何度となく変えても何も変わらず、結局薬に頼る治療でしたが結果は同じでしたし、最終的には「これ以上は何もできない。アレルギーに関してはまだよく分かっていない。」といわれるだけで本当に辛かったです。
そんなことから薬には頼らず、自分をなんとか誤魔化しつつ、軽く体を動かしてみたり、食べ物を工夫してみて太ったり痩せたりと、今考えると悪循環になるようなことをあれこれ試しつつ、一生治らないのであればあまり深刻に考えすぎないように心がけて暮らしていました。
しかしここ1年で信じられない程悪化してきてしまい、自分でも発狂してしまいそうなことが連続でおきました。
「どうにかしたい」という思いが強くなり、ネット検索が自然と増えていってしばらくした頃「遅延型フードアレルギー」という言葉に出会いました。
詳しく読んでみると、自分はまさにこれじゃないか?!と思うようなことがたくさんあり、夢中になりました。
早速病院へ・・・と考えましたが、私が調べた際には遅延型フードアレルギー検査を行っている病院は限られており、また診てもらおうにも予約で数ヶ月待ちということでした。
正直、その時の自分は数日も待っていられないほど切羽詰っていたので、病院にいきたいとは思いましが、まず自分で今すぐできることを・・と考え、思い当たる食物を抜いてみるという選択をしたのです。
私の場合、まずは「乳製品」でした。
朝起きてから、まずはヨーグルト、ミルクをたっぷりと入れたコーヒー、生クリームたっぷりの洋菓子、チーズ味のスナック菓子、そして数々の料理・・・これは家族の生活にも大きく影響します。
今考えてもかなり覚悟のいる選択だったと思います。
でもその時の私には、他に選択肢がなかったのです。
結果ですが・・・・
遅延型---の治療の場合 、数ヶ月間該当の食品を抜く・・というのが治療の第一歩だったため、長いスパンで考えていましたが、私の場合、驚いたことに翌日から症状の緩和が見られました。
まずゲップや異常なガスだまりがなくなり、お腹の張りが緩和したため気分も良く、一気に蕁麻疹の数が減りました。
「これならいわゆる乳糖不耐症というやつで、牛乳をやめただけでなんとかなるのではないか」と思い、それ以外の乳製品を再開してみると、また症状がぶり返しました。
それからは乳製品を完全に抜いて今に至りますが、乳製品も1種類ずつ抜いてみながら今に至るので、私の場合、間違いなく酷い蕁麻疹の原因は「ヨーグルト」だということが分かりました。
量なのか、頻度なのか、その両方なのかは分かりませんが、ヨーグルトを摂った20分後~4時間で蕁麻疹が出始め、摂る量によって24時間~72時間出続けるということを発見しました。
食物アレルギーは、摂取して時間がそれほど経たない間に症状が出ると思い込んでいた私には信じられないことでしたが、このパターンを知ってから食物や自分の体に対する見方・考え方がガラリと変わり、結果的に対処法含め、良い方向に向かっているように思います。
結論から言うと、食物に関しては乳製品・小麦・鶏肉・大豆製品の中でもなぜか豆乳にだけ蕁麻疹の反応があり、現在も完全に避けているのは牛乳とヨーグルトで、他の食材は数ヶ月間摂取を制限した後に2~3日に一回と頻度下げて摂取すること、また薬に関しては、医者と相談の上、アレグラ又はザイザルといった第2世代と呼ばれるアレルギー薬と同時に、H2ブロッカーを一緒に摂取することで今はとても安定しています。
H2ブロッカーは医師に薦められて始めたのですが、中にはこれがアレルギー症状に効く方がいるとのことでした。
私はまんまとそのタイプに当てはまったようです。
抗アレルギー薬だけ摂っているよりもずっと効き目があるように思います。
最初はアレグラやザイザルも効かず、これ以外にもっと効く薬はないのかと医師を問い詰めたこともありましたが、体のことを考え、飲み続けられることを考えて今の薬にしました。
抗アレルギー薬だけでバチっと効く方はいいのですが、私の場合、やはり薬だけではうまくいかず、まずは食事制限があってこそ薬の効果が実感できるように思います。
個人的見解ですが、アレルギーに関して「完治」ということは私はないのだと思っています。
むしろ、一生付き合っていく覚悟が必要なんだと。
そういう不調のない人にはわからないことも多いので不公平だと思ってしまいますが、今更持って生まれた体質を恨んでも仕方ありません。
幸い、昔と違って第2世代の薬は飲み続けても問題ないそうですし、実際私の場合、飲み続けることで圧迫性の蕁麻疹(硬いところに体が当たっているだけで、たんこぶのような大きな硬い貼れものが出て、かゆみも出ていました。)も出なくなりました。
特にこの症状の場合、好きなものこそ食べれないといった現象が起こるような気がします。
食べたいものが食べられない・・・本当にストレスです。
食事制限は我慢の連続なので、とにかく覚悟がいります。
しかしその後には、必ず体に違いがあると思います。
まずは頻度の高いものから考えること。好きなものこそ疑うこと。それが第一歩だと思います。
今はネットにいろんな情報が転がっていて、一体何が参考になるのか正解なのかが分からなくなります。
でもその中で「これだ!」と思う情報に出会ったら、掛けてみるのも一つの手だと思います。
もし間違っていたら、早々に止めればいいんです。
正しければ、結果はついてきます。自分の体が教えてくれます。
ネットを検索すれば、色々な代替商品も売ってます。
多少割高にはなりますが、小麦がダメでもラーメンや餃子が食べられます。
チーズやヨーグルト、チョコだってビーガン食品を参考にすればどうにでもなります。
確かに大変ですが、自分のやる気と工夫次第です。
本当に大変ではありますが、自分のためです。
予断ですが、遅延型---の治療は保険がきかないので、病院によって値段も内容もだいぶ違いがあるようです。
今の私のように、食事制限だけというところもあるようです。
それでも病院ですから、当然数万円は覚悟しないといけません。
そうなると検査だけ受けたいと思う方もいると思います。
実際、検査キットを取り寄せて行うこともできるようです。
http://www.ambrosia-kk.com/
よく病院で行う「アレルギー検査」とは違った種類の検査です。
病院を通さないので、初診料やら何やら取られることはありませんが、保険が利かないので安くはありません。
純粋に検査結果だけわかります。それでも病院で検査を行うよりは安いですが、検査結果をどう生かすかは本人次第です。
もし興味のある方はお試しあれ。
長くなりましたが、それでも書ききれない程いろんなことがありました。
どなたかの参考になれば幸いです。
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