子供が頭がぐるぐるすると言い出して、嘔吐。おたふく風邪の合併症でムンプス髄膜炎に。

5歳の子供の熱が38度。 鼻や咳は少しでした。
風邪かな？と思い、近所の小児科を受診しました。
インフルエンザの検査は陰性でした。
血液検査するほどでもないとのことで、解熱剤のカロナールと咳や痰、鼻を抑える薬のカルボシスティン、アスベリン、抗生物質のフロモックスと、整腸剤のビオフェルミンを処方されました。
この時は、おたふく風邪とは診断されませんでした。
次の日も熱が下がらず、ぐったりとした様子で、頭が痛い、ぐるぐるすると言い出して、嘔吐もありました。
その次の日も熱が下がらないので、
おかしいなと思い、総合病院を受診しました。

名前を呼ばれて診察室へ。
耳の下が腫れていますね。お母さんここですよ。
多分おたふく風邪ですね。と。
そして、嘔吐や頭痛の話をすると、
多分ムンプスウイルスによる髄膜炎を発症しているのだと思われます。と言われ、入院して検査をしましょうと。
私が一階の入院の手続きに行っている間に、髄液検査をしますとの事でした。
この髄液検査は、腰から針を刺して髄液を採取する検査で、腰椎穿刺検査と言われ、ものすごく痛いそうです。子供が大泣きするので、泣き声が聞こえないように、私を入院の手続きに向かわせるという病院側の配慮が感じられました。
戻ると、先生や看護師さんたちがよく頑張ったね、頑張ったね、と子供を褒めており、総勢6人程いました。
子供も泣き止んでいました。
腰椎穿刺検査は、子供にはとても痛くて大変な検査なのですが、髄液を採取することで、液量が減り、液圧が下がるので、頭痛や吐き気が減ってきて楽になるとのことでした。
ムンプス髄膜炎は、治療法、特効薬などはないので、対症療法になり、吐き気止めや解熱、鎮痛剤で症状を緩和して入院して安静に過ごすということでした。

その日の夜になると、熱は下がり始めており、37度代。でも、頭は痛いようでした。嘔吐はなかったのですが、髄液検査をした、針を刺したところが痛いといっていました。背中をさすってあげると気持ち良いしようで、痛みも和らぐと言っていて、
夜の回診の先生に伝えると、痛み止めの塗り薬を処方しますねと言われました。
次の日も熱は37度代で、頭痛と背中の痛みは続いているようでした。
入院中は、一度だけ嘔吐しましたが、
安静に過ごして、一週間ほどで退院することになりました。
総合病院を受診して、本当に良かったです。
3日熱が下がらなかったら総合病院を受診した方が良いと思います。
何もなければ、良かったねで終わりますし、何かあったとしても、病気の早期発見で治療も早く始められます。
総合病院なら適切な対応をしてもらえますので、安心です。
ムンプス髄膜炎は、髄膜炎の中でも比較的軽症で完治しやすい病気だそうで、後遺症などもほとんどないそうです。