妊娠中におなかの風邪から痔瘻に。外痔核と併せて手術しましたが術後は激痛でした。

一人目の子を妊娠中に痔になりました。

産後お腹の風邪をひき、一日中下痢に苦しめられました。

数日後、肛門周辺に鈍い痛み。
痛みは段々と強くなり、立ったり座ったりの日常動作やくしゃみなどが響き激痛に。

インターネットで色々調べたところ症状が肛門周囲膿瘍と一致。
切ったりしないといけないみたいで嫌だな～。
進行すると痔瘻になって手術しないといけないみたいだから嫌たな～。
どうか違いますように！と願っていました。

痛みはどんどん強くなってもだえていたのに、突然
『あれ？？急に痛みが弱まった？！』と感じました。
肛門周囲膿瘍から痔瘻に進行すると、うみが出るので痛みがひく、という情報を見ていたのでトイレに行って確認してみました。

すると案の定…下着にはうみがついていました。

『お知りの穴が２つに増えちゃったー！』

と本当にショックでした。
そして予想通り痔瘻だったのか…と。

翌日、近場の肛門科を受診するとやっぱり痔瘻とのこと。
その日は抗生剤を処方されました。
ただ、そこの病院はなんとなく対応に不信感を抱いたので別の病院を探すことにしました。

インターネットで調べてみて、横浜にある松島病院が評判が良さそうだったので通ってみることにしました。

松島病院での診察の結果は、
もともと切れ痔があってお腹を下した際にそこから痔瘻になってしまったのだろうとのことでした。
やはり手術でないと治らないとのことでしたが、当時子供が３ヶ月で授乳中だったので、もう少し大きくなってからにしようということになりました。

薬をもらいながらしばらく通院し、子供が１歳になるころ入院、手術をしました。

私は結局、切れ痔・痔瘻・痔核のコンプリートだったのですが、手術の時には切れ痔はほぼ治っていたので痔瘻と痔核の手術となりました。

手術は硬膜外ブロックでの麻酔手術でした。
手術自体はすぐに終わりましたが、その後が地獄の始まりでした。
術後すぐはまだ麻酔がきいているのですが、麻酔がきれると傷がズキズキ痛みます。
肛門とは無意識に力が入るもので、何をしても『イタッ！』となっていました。

さらに、傷があっても排便は避けて通れません。
手術前におなかの中は空っぽになっているので、術後初めての便通は二日後でした。
初めての便通は怖くて怖くて恐る恐るしました。
“フロートレイ”という便座にセットしてお湯を入れてお尻を温める(座浴)トレーがあるのですが、座浴をしながら排便しました。
座浴をすると痛みが少し和らぐのですが、それを越えるほど排便は激痛でした。
振り返ってみれば、傷口に便を塗り込んでいるようなものなのだから当然といえば当然でしょう。
個人的には出産よりもはるかに激痛でした。
排便後は痛みでしばらく動けません。

私は痔瘻と外痔核の手術でしたが、同室の痔瘻のみ手術の方はそれほど痛くないようでした。
痔瘻だと肛門の内部なのでそこまで痛くないようです。
私は外痔核も切除したので、そこが激痛だったようです。

入院は10日間でしたが、痛みは１ヶ月ほど続きました。
私は外痔核の切除をしましたが、切除後に切った部分とは別のところが腫れてしまい、腫れは完全にひかず今も皮膚がたるんでいる感じです。(術後二年経過)
肛門が綺麗になるならと思って切除しましたが、結局完全に綺麗にはなりませんでした。
もし、外痔核の切除を考えている方がいるとしたら、痛みなどがないなら私はオススメしません。
絶対にキレイになるならいいですが、そうとは限りません。(私が良い例)
それでいて痛みは激痛です！本当に術後は地獄のようでした。
キレイにはならないかもしれない。しかも激痛を伴う。
それを理解した上でも切除したいのならとめませんが、私はもう痔核の切除はしないでしょう。

どなたかの参考になれば幸いです。