慢性裂肛からのポリープと外痔核で手術。排便が非常に楽になって良かった！ (写真あり)

先日、排便後に痔が激しく痛むようになりました。それまでは市販の軟膏等を塗ったりしておけば数日で落ち着いていたのですが、１ヶ月過ぎてもなかなか良くならず。多少は良くなっても、排便をすればぶり返す状態で、排便後の肛門の脱出がひどく、肛門から外痔核が菊の花が咲くような状態でした。
さすがに不安になって近くの総合病院の外科を受診したところ、慢性裂肛からのポリープと外痔核だと診断され手術を薦められました。(自分が大丈夫ならしばらく様子をみてもいいけど、座薬もいつまでも使えないし、まだ若いし先も長いから今のうちに切ってスッキリしたらどうか、と)

手術前日は普通に食事をして寝る前に処方された下剤を服用。
手術当日は朝から絶食、飲水は１０時までオッケーでした。
１０時に入院して、１１時頃から点滴開始、１３時からオペ室に入りました。
麻酔は腰椎麻酔で、シムスのような体位で背中を丸めた状態で背骨の腰の辺りに針を数回射されました。
最初の１回目だけ骨にズシンと重たい感覚がありましたが、後はちくっとしただけで全く痛くなかったです。
術中は触れられたり、グイグイ引っ張られるような感覚は多少ありましたが、痛みは全く無かったです。
ポリープと裂肛が１ヵ所と外痔核３ヶ所を切除されたようです。術後にかなり分厚いガーゼを貼られました。
手術終了は１４時半でした。
(痔の手術は短時間で終わるような情報が多いですが、この先生によると、肛門とは非常にデリケートな部分で、丁寧に手術を行えば1～2時間はかかるものだと仰っていました)
ベッドに寝かされたまま部屋に戻り、そのまま数時間安静にしていました。
夕方くらいから少しずつ下半身の麻酔が切れてきて、18時に夕食をとり、食後に痛み止めと化膿止めの薬を飲みました。
(夕食から常食でした)
麻酔が切れるにつれて痛みがどんどん強くなり、とても眠れる感じではなかったです。我慢できずに痛み止めの注射をしてもらって、やっと三時間くらい眠れましたが
朝が近づくにつれて再び痛みが強くなりました。翌朝もじっとしていられない、激しい生理痛のような痛みをお尻に感じましたが、処方された痛み止めを飲めば和らぎました。
心配していた麻酔の副作用(頭痛や吐き気)は全く無かったです。
麻酔が切れてから翌朝までに三回ほどオシッコに行きましたが、普段より出しにくく感じました。
そして、痛み止め、座薬、抗生物質、軟便剤などを処方してもらい、手術翌日の午前中に退院しました。
刺激物やアルコールは術後の傷に良くないので避けるように言われ、自転車は痛みが気にならないのなら乗っても構わないと言われました。
階段や立ったり座ったりする瞬間、くしゃみをした後などに痛みを感じましたが、家事などは問題なくできました。
術後３日目に初めての排便があり、排便時の痛みがとても辛かったです。温かいウォシュレットをしばらくあてていると痛みがやわらぎました。それから３日間くらいは強い排便痛がありましたが徐々に弱くなり、術後１０日目くらいには痛み止めを飲まなくても我慢できるくらいになりました。
術後１０日目に自転車に乗りましたが、多少の痛みというか違和感はあるものの、問題なく乗れました。この日に術後の診察に行きましたが、経過は良好で腫れも全くないと言われました。(視診と問診のみ)
さらに術後３週間後に肛門鏡で診てもらいました。今まで肛門鏡の検査では悶絶するほど痛かったのに、痛みがかなり穏やかになっているのを感じました。
現在、手術から２ヶ月半が経ち、排便時の痛みもほとんど無くなりました。手術前に比べて排便が非常に楽になり、とても良好な状態であると思います。もう２度と再発しないように頑張ろうと思います。