他人事だと思っていた痔の悪化。手術は楽でしたが、術後の痛みが辛かった。

痔について、耳にすることはありますが、まさか自分が手術することになるなんて、思ってもみませんでした。
普段は便秘もなく、排便時に痛みや血が出ることもなかったため、自分が内痔核を持っていることに気がつきませんでした。発覚したのは、外痔核ができたことが理由です。

ある日突然、お尻の穴の横あたりにできものができたような違和感を感じ、排便時に少し痛みがあったため軽い気持ちで肛門科を受診しました。すると、内痔核、外痔核、合計で15あり、症状が大分進んでいるのですぐにでも手術をした方がいいとのことでした。痛みはありましたが、軽度だったので、そう告げられた時はショックでした。

そして初診から2週間ほどで入院、手術。手術は部分麻酔だったので、意識はあり、何やらお尻のあたりをごそごそと触られているという感じ。手術自体は15分ほどで終わり、特に痛みを感じることもなく、こんなものか、とホッとしていましたが、そこからが地獄でした。麻酔が切れてからは、とにかく術部が痛い。切ったり焼いたりしているので傷ができていて、痛いのは当然ですが、自分の目では確認できずどんな状態かも分からない。それに、その状態で毎日排便しなければならなかったので苦痛で仕方ありませんでした。

傷のため、トイレットペーパーも使用禁止で、水コットンで吹き、ガーゼを当てていましたが、1週間程は出血が続きました。入院は、2週間ほどでしたが、排便時の痛みがなく、座ったり歩いたりの際にも支障がなくなるまでは、2ヶ月ほどかかりました。車の運転も、一月は禁止されました。数ヶ月経過すると、痛みは全くなくなりましたが、今回手術したからといって、もう二度とかからないわけではなく、出産や、体調の変化など、あるきっかけでまた痔核ができ、手術が必要になることがあるそうで、怖いです。

便秘ぎみで、通常の排便時に毎回痛みを感じたり、血が出るような方は、今は日帰りの手術などもあるので、検討されても良いかと思いますが、手術自体は一日で終わっても、その後完治までは時間がかかるということも、頭に入れておいた方が良いかもしれません。