Caloo(カルー) - 港区西新橋の前立腺肥大症の口コミ 1件
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港区西新橋の前立腺肥大症の口コミ(1件)

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東京慈恵会医科大学附属病院 (東京都港区)

ルビー365(本人・70歳代・男性)

10数年以上前立腺肥大を患っており、以前からのクリニックで排尿を容易にする薬を飲み続けていました。
ある夜、突然完璧に閉尿してしまいお腹がはち切れそうになり、翌日まで待てずに救急でこの病院に運ばれました。

救急の医師と看護師で尿道にカテーテルを挿入の措置をして、ひとまず排尿はできました。当日はそのままカテーテルを付けたまま帰宅しましたが膀胱炎になってしまったようです。
翌日外来から診察を受けるよう指示うけたので、朝一番で病院にゆき、問診票を書き診察の時間をまちました。大病院特有の待ち時間の長さがあります。

自分の診察の順番がきて、呼ばれた診察室にはいるといきなり、
数週間、カテーテルをつけたまま、処方する薬を飲んでください。薬が終わった時点でまたきてください。といわれました。
そのあと何か説明があるのかと思っていると、ではそのようにお願いします・・とあまりにもお粗末な診察で終わりなので、
あの、膀胱炎の症状できついのですが、抗生剤とかもらえないですか?と聞くと、
いや、飲まなくて大丈夫です!ときっぱりといわれました。

普通、血液、尿、血圧ぐらいの検査があっても良さそうなのにそれもなし。
しかたなく処方箋をもらって帰り、その夜、今度は膀胱炎の症状がひどくて一睡も出来ず、翌日また病院にいきました。予約無しなので前日の担当医はいませんでした。
症状を言うと尿の検査をし、その結果、雑菌がかなり多く膀胱炎になってるので抗生剤をだしますと言われました。

やがて3週間後にカテーテルを取り外すと、数日後に今度はおびただしい血尿(尿に血が混じるというのではなく、ほとんど全部が血のような尿).
恐くて病院にも行けないような恐怖の状態が2,3日続き、また完璧に閉尿。再度救急で運ばれました。
しかし今度は救急の医師が何度もカテーテルを入れても尿は出なくお手上げ状態。自分たちでは手の施しようがないと言われました。
当直の泌尿器科の医師が手の空くのを待つことに・・

明け方までお腹が爆発するほど苦しみ続け、当直の専門医がきて救急のひとと会話してる内容を聞いて愕然としました。これが大病院の実態なのかと失望しました。
当直の医師が、血液検査は?エコー検査は?という問いに、救急の医師が、ありません!・の繰り返し。呆気にとられた専門医が呆れ顔で急いでエコー検査をした結果、膀胱の尿の中に血の塊が無数に浮いていて、その血痕が尿道を塞いでしまってるとのこと。
申し訳ないですがしばらくの間、患者さんには苦しんで貰わないといけませんと、これからする処置の説明をしてくれました。
血痕が無数に浮いている膀胱の中にカテーテルを入れ、勢いよく水を注入し、その勢いで血痕を少しずつ溶かしたり、カテーテルの先を塞いだ血痕をそのままカテーテルを抜き出して取り出したり、これから何時間かかるかわらない処置を始めました。

それからどれぐらいの時間が経過したか覚えていません。たぶん自分が死ぬまであれほどの苦しみはないだろうと思うほどの苦しさでした。
朦朧とした苦しみのなかに、汗びっしょりになりながら処理を繰り返している医師の姿がぼんやりと見えました。
この先生が、このあと入院し退院するまでの間、唯一私が心から感謝した先生でした。

入院後は担当医を中心に何度もいろんな処置をしては的外れで、あげく緊急手術。
担当の医師が私の家族も呼び、手術の説明をして自慢の処置だったはずが、2、3日後にカテーテルを取り外すと、翌日にはまた血尿がでた後に閉尿。・・(この間のいろいろな的外れの処置の内容を書くと膨大な文字数になるので省略)

結局、症状になんの進展も見られないままに、半ば放り出されるように、またカテーテルを挿入し、付けたまま退院。いったい何のための入院だったのか・・
最終的に、肥大した前立腺の切除手術しかないという結論になり、私の希望であるレーザー手術の設備がないので、病院は自分で探してくださいということでした。
それなら最初からそう言って欲しかった。

ネームバリューと病院の建物は素晴らしいです。受付、看護師等の対応も問題なし、
●医師の質だけが考えられないほどレベルが低い。

もちろん数多い医師のなかには良い先生もいるでしょう。
でも少なくともこの病院で私が係わった医師のなかで良い先生は、尿道を詰まらせた血痕を、必死で取り除いてくれた医師ひとりだけです。
あの処置のとき、何時間経過したか定かではありませんでしたが、最後の血痕を取り除き一気に尿が排出され地獄から舞い戻ったような安堵感のなか、
どうですか?、楽になりましたか?と聞かれ、疲労困憊の私は声もでず、こっくりと頷くと、ああ~よかったですね~^^、と汗だくになった顔に満面の笑みを浮かべてくれました。
いま思い浮かべても,涙がでるほどの感謝と癒やしの瞬間でした。


結果的にいろいろ試みましたが改善できずに申し訳ありませんでした・・という日常では当然のお詫びの言葉も、この世界ではないのが常みたいです。
この先どんなことがあってもこの病院にいくことはありません。家族、身内にもぜったいに行かせません。

このあと独自で探して手術をしてくれた町医者的な病院の対応が素晴らしかった。皮肉なものですね。

来院時期: 2021年05月 投稿時期: 2022年05月
待ち時間: 薬:
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