突然体が麻痺し動かない。甲状腺機能亢進症と低下症。

37歳の時の事です。たまたま、妻と子供が遠く離れた実家に帰省中でした。
起床した時、体が全く動きませんでした。微動だに出来なかったのです。
当然、トイレにも行くことが出来ず困り果てていました。そこで大声を出し隣人に助けを求めるべく『◯◯さ〜ん！』と何度も叫び続けました。50回位の叫び続けた結果、隣人が異変に気が付いてくれました。
我が家の窓近くまできて頂き、事情を窓越しに話しました。
幸い窓に鍵を掛けるのが忘れていたので窓を壊す事なしに入室してもらいました。

直ぐに救急車を呼んでもらい、兵庫県立姫路循環器病センターに搬送されました。
入院二日目になってやっと原因がわかりました。体内のカリウムが極端に少なくなっていて、四肢マヒを起こしているというものでした。
カリウムを補給すると直ぐに改善しました。何故カリウムが少なくなったかということに関して、甲状腺機能亢進症の可能性があると言われました。
そこで甲状腺の専門病院である隈病院で診察を受けた結果、亢進症と断定され、メルカゾールを処方され数年、服用続けました。

ところがある日、突然に亢進症とは反対の低下症となりました。以来、薬はチラージンSを服用し続けています。
低下症になると寒がりになり、声枯れや体重激増がありました。

ここで、皆さんの参考となるかも知れないことは、亢進症の場合、四肢マヒを起こし動けなくなることもあるということと、薬の副作用かどうかわかりませんが、亢進症が一転して低下症になる事もあるということです。

一般的には亢進症の場合、だるく絶えずマラソンしているような状態と言われています。
また、目玉も出るという症状があると言われていますが、私の場合、そのような症状は出ませんでした。
低下症は上記しましたが、一般的な症状がでました。現在はチラージンのお陰で正常であります。