いぼ痔が破裂し手術に。手術は痛みがなかったが、術後の痛みは辛かった。

以前より、いぼ痔になったらしいことは把握していました。
しかし、いつもしばらく経つといぼが引っ込んでいたため、
何より肛門科に行くのが恥ずかしくて、そのままにしてありました。
今回も同じように引っ込む、そう思っていたんです。

ちょうど仕事が重なって精神的も体力的にも疲弊していた時期でした。
帰宅して家の椅子に座りながら、そろそろ寝ようかと立ち上がった時、お尻に何やら違和感が。
アレ？と思ってお尻に手をやると、大量の膿と血が。
一瞬、漏らしてしまったのかとすら思いましたがそんな感覚はなく、次の瞬間、いぼが破裂したんだとわかりました。ちなみに破裂した際の痛みはなかったです。

ちょうど週の半ばだったので、週末を待って病院へ。
その間、お尻からは常に膿が垂れ流しになっている状態の為、やむを得ず、妻の生理用ナプキンをあてがっていました。
ある意味、貴重な体験かもしれません。

病院で診察。結果、痔ろうだね、手術しないと治らないよ、とのこと。
さらに肛門鏡でみると、肛門内部にも痔（内痔核）がある、とのこと。
事実に軽いめまいを感じながらも、手術を決意。

いざ、入院。
予定では８～１０日ほどの入院、入院した翌日に施術するとのこと。

人生で初めての入院。初めての手術。
いざ手術が始まると、驚くほど痛みがない。
いや、全くないといっても過言ではないくらい痛みはありませんでした。
あの緊張はいったい何だったのだろうと拍子抜けするほどです。

無事手術も終わり、一安心しましたがその後に悪夢が待っていました。

まず、どの手術でもそうなのでしょうが、麻酔が切れた後の痛み。
体を、しかもデリケートな部分を切っているのだから当然なのですが、
長い間続く、ズキズキとした痛み。鈍痛とも激痛とも違う痛み。
幸い事前に痛み止めをもらっていたので、すぐに服用するも薬が効き出すまでは
悶々と、薬の効果が切れてからも悶々と。この痛みは術後２～３日続きました。

つづいて手術の麻酔（局所麻酔）の影響で、自分の意思で排尿ができなかった事。
麻酔が切れれば自分の意思で排尿できる人も多いようですが、自分はできませんでした。
そのため、尿道に管を入れて強制排尿。この管を入れるのがものすごく痛かった…
翌日からは自分の意思で排尿できるようになって、一安心。

さらに排便時の痛み。これが一番痛かったです。
まぁ、それはそうです。排便時に息めば、切ったところを引っ張る形になりますし、何よりその患部を（自分のとはいえ）排せつ物が通るのですから。
これは退院後もしばらく続きました。

食べれば出す。人間のあたりまえの摂理ですが、この出す行為が怖くなって、
ひいては食べること自体が怖くなってしましました。

退院してから、ひと月が経過しましたが、上記痛みはほとんどありません。
膿はまだ出ていますが、だいぶ量も減りました。

通院ペースも１週間に１回から２週間に１回になり、経過は比較的順調とのこと。
いまでは円座が無くても座れるようになりました。

入院生活は（痛みを除けば）快適でしたが、できればしばらく御免蒙りたい。
そのためにも辛い物やお酒は控えないとなぁと自制する毎日です。