自己判断は禁物!なにより、躁の自分も鬱の自分も愛するということが大切。
うーも
(30歳代・女性)
| 病気 | 双極性障害(躁うつ病) |
|---|---|
| 病院 | 秋葉原心療内科ゆうメンタルクリニック秋葉原院 |
| 製薬 | ルネスタ錠3mg、バルプロ酸Na徐放B錠100mg「トーワ」、バルプロ酸Na徐放B錠200mg「トーワ」、レクサプロ錠10mg |
| 関連 | めまい、動悸・息切れ、気が滅入る・不安 |
初めは自分では何も気づかず、家族から、「最近、暗い話ばかりしているし、顔色がとても悪いから病院に行ってみたら?」と言われたことでメンタルクリニックを受診しました。
診断テストや問診を行った結果、双極型そううつ病(双極性障害・躁鬱病)だと診断され、薬を処方されました。
しかし自分で自分が病気だということがどうしても認められず、また仕事の付き合い上お酒を飲む機会も多かったため、3か月ほどで勝手に通院を辞め、薬も飲まなくなりました。
今思えば軽躁状態だっただけな気がします。
自己判断で薬を辞めることは本当に危険が伴います。
そして1年後、ある日突然仕事中に強いめまいと、とてつもない不安感に襲われ、視界が波打ち、動悸が激しくなり、涙が止まらなくなってしまいました。
どんなに頑張らなくては、努力が足りない、と思っても、「いらない」「邪魔だ」という幻聴が酷く聞こえ、ひとりで電車に乗ることも困難になり、結果的にしばらく休職をすることになってしまいました。
休職中はベッドの中で天井を見ていると1日が過ぎていき、病院以外で外に出ることもなくなっていました。
友人や職場からの連絡が苦しく、どうしてそっとしておいて貰えないのだろうと、自分を気にしてくれている人をも憎みました。
3か月ほど、毎日泣いてばかりいるのに、何の感情も起こらず、ただただ横になって廃人のように過ごしました。
その後、少し良くなってきてからは、治療のためには薬だけではなくカウンセリングも必要かと思い、数件のカウンセリング施設を巡り、受診しましたが、どれもしっくりくることはなく、逆に過呼吸になってばかりでした。
世の中にはうつの治療にはカウンセリングに行かなくてはならないというムードがありますが、全額自己負担で高額ですし、無理をしていくものでもないと思いました。
そんな自分を救ってくれたのは、適切な薬と、時間でした。
病院に行くことが絶対だとは思いませんが、実際に一度治療を辞めてみて、やはり薬を飲むことの大切さを実感しました。
薬の副作用で倒れたことも何度もありますが、諦めないで正直に主治医に相談したことで、自分に合った薬と量を理解できました。
また、うつの薬は変えてもすぐに効果が出ないことも多いですが、勝手にやめることは再発に繋がるので控えるべきだと思います。
(私に合った薬→バルプロ酸・レクサプロ・ルネスタ)
(私には合わなかった薬→デジレル・レンドルミン・クエチアピン・セロクエル)
※ひとりひとり違うので参考にならないと思いますが。
主治医から言われた言葉で、
「病院にはなるべく、できるだけ来てください。それ以外にやらなければいけないことはひとつもありません。」という言葉があります。
同じ病気で苦しむ人は、1日も早く治したい、元の生活に戻りたい、完璧な自分じゃないとだめだと焦って、もがき苦しむ方もいるかと思いますが、まずは「やらなければ思想」を捨てることから始めてみるのもいいのかと思います。
心が落ち着いて、少し余裕が出てきたときにお薦めの本として
【双極性障害(躁うつ病)のことがよくわかる本】
【双極性障害の人の気持ちを考える本】
【【敏感すぎる自分を好きになれる本】があります。
またHPとして【ナミうつブログさん ttp://sukkiri-blog.com/】があります。
いずれにしても、他人に理解を求め、主治医に頼り切るのではなく、まずは自分で自分を理解し、自分で治そうという気にならなければ症状が落ち着くことはないのだと気がつきました。
病気になる前は、一生懸命に頑張る自分しか愛せないし、愛してもらえないと思っていましたが、それは違うと知りました。
このレポートを見ている方で、もし今、悩んでいる方がいらっしゃれば、まず自分で自分を愛してあげてほしいです。
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