子供が8歳の時、父親が自殺。11年かかってうつ病を克服。 (写真あり)

子供が8歳の冬に子供の父親が、急に自殺をし亡くしてしまいました。呼吸器をつけてもらい、かろうじて息をさせてもらって生かされていましたが…呼吸器を外しそのまま息を引き取りました。その瞬間から私の心が壊れました。涙は火葬する時まで出ませんでした。とにかく震えが止まらなくなり、私は子供てどうやって2人で死のうか。
そして、天国で3人で暮らせるか。
頭の中は死ぬことしか考えていませんでした。でも死ぬタイミングがありませんでした。 その後も10年は毎日死ぬ事ばかり考えて生きていました。ある日は気付くと包丁を並べていたり、ある日はドアノブに紐をかけていたり全部が寸前のところで我にかえるのです。毎日泣いて暮らしました。独り言も多くなりました。家から一歩も出られない日々が続き、ドクターに入院を勧められましたが閉鎖病棟に入り余計に悪化。
すぐに退院した私は、周りの人から好意と心配されて かけられる『がんばって』と言う言葉が一番嫌いでした。頑張りようがないんですから…
でも、子供がだんだん大きくなり父親に似てくるにつれて、10年は死にたい 死なせてと辛い日々を過ごしてきた私に 子供の成長を見たい…この先も見ていきたいと思えている自分に気づいたのは亡くなって11年目でした。色々な薬も飲みました。大量な精神安定剤に眠剤で、かなり私自身ではなくなっていました。でもドクターに相談しながら今では、寝る前に一回だけの服用までに回復し、自分なりに克服したと思っています。
私の辛いうつ病からの克服には どんな強い薬よりも、どんなに周りのがんばれよりもどんな時にも一番近くにいてくれた子供の成長が、私にとっての特効薬だったようです。今は死にたいどころか、生きてて良かったと本当に思います。
うつ病は本当に本当に苦しい病気です。
頑張りすぎずに気長に向き合うしか有りませんが、必ず抜け出せると信じてください。大丈夫です…あなたも1人じゃないですよ。