世田谷区の変形性関節症の口コミ（1件）

2017年7月開業。新しい小さめなクリニックです。
1階が世田谷人工関節・脊椎クリニック。3階が東京ヒップジョイントクリニック。小さめな５階建の建物に2件のクリニックが入っています。
生まれつき股関節が浅く、年齢的に筋力が落ちた頃から、痛みはありませんが、歩きにくい状態になり、人の紹介で病院を探しました。
先天性蓋臼不全からの変形性股関節症で、右側が末期。左もありますが初期の状態。診断は殆ど同じです。
６０代の男ですが、自営業をしていて、家族の介護もあり、入院・通院・手術に条件がある状況での病院探しは、かなり難渋しました。
どこも、男性ということなのか関節が、いきなりグシャっと潰れて、歩けなくなるとか両方末期でひどい状態なので、両方同時に手術だとか、手術翌日から夏休みをとるから入院中はスタッフの別の医師に診てもらうとか、診察中に私用電話をしながら片手間とか、膝もひどい状態だから入院が長ければ長いほどいい（後にここのクリニックで膝も診察してもらったところ、心配ないことが判り、何故こんな事を言われたのかは、謎です）とか。２c m程ですが脚の長さを手術の時に、揃えるのも背が低くて、手足が短いから無理。揃える必要ない。脚の内側の筋も硬くなっているので、手術場所以外に切って動きやすくしてリハビリしてもらうとか、手術が決まってから言われたり。それを嫌だとか、初めて聴きましたとか抵抗すると、患者に言う必要ないと逆ギレされかけたり、提携のリハビリ施設に半ば強制転院が入院前から決まっていたり。聞き間違えだと言われ、それからは家族が必ず付き添って病院へ行くようになりました。
最初の印象は、今までの医師の中で一番若く、どうしようかなという感じでした。が、２回目のに相談に行ったときに一番ブレないことに気付き、どこも直ぐに手術の予約と術前検査だったのに、命に関わらないから患者の都合で手術時期を決めていいと言ってくれて、救われました。
術式や麻酔、術後についても説明が誠実で、内側の筋の事も相談すると手術中に動かしてみて、必要ならする。と言ってくれました。はっきり言って、こう言ってくれたら他の病院に決めてたかも知れません。仕事に早くの復帰が希望だと言うと、全力でサポートしますと言ってくれました。
手術の為に入院した時に、インフルエンザを発症して１度退院してキャンセル。迷惑をかけて申し訳なかったのですが、先生は退院後に血圧が安定したので、かえって時期が遅れて良かったと言ってくれました。
再度の入院・手術。先生は朝・夕に診に来てくれて毎回、恐縮。質問も出来るので安心出来ます。
傷口も小さく、縫ってないので引き連れた感じもありません。手術翌日に、点滴・尿カテーテル全部終わりで、身軽にリハビリできます。術後2日目には、シャワーも浴びてさっぱりできます。
病室も毎日掃除してくれて、清潔。スタッフも皆さん明るくて感じの良い方ばかりで、今までの病院との差に驚きました。
リハビリ施設は５階にあって、毎日午前午後の２回。１時間以上のリハビリがあります。休日も同じです。
手術日の夕方にベッドから立ち上がる。廊下をクルマのない歩行器で歩く、リハビリがありますが、リハビリスタッフと先生が立ち会ってくれて、驚くほど痛みもなく、すんなり歩けて、自信がわきます。
入院・手術・リハビリで１０日程で退院しました。
この変形性関節症は、退院後も経過観察で定期通院しなければならないのですが、診察の待ち時間も少なく、医師も看護師も信頼できるので全く苦になりません。
こんなに良心的な病院は、他になかったので、これから患者が増えて大変かもというのが、唯一問題点です。