疲れているのに眠れない。負の連鎖を引き起こす不眠症。

営業の仕事をしていたときな不眠症になりました。朝５時半に起きてお風呂に入って６時半に会社の寮を出て１時間半程交通量の多い道を使って支店へ行き、上司に言いがかりをつけられたり、売上の不出来を詰められ、外に出れば得意先のクレームへの対応や営業をし、夜は10時くらいまで残業し、１１時ごろに帰宅という生活を送っていました。

するとある時期から疲れているのに寝られないように・・・。明日も仕事があるし辛いことを忘れられるから寝たいのに・・・。変に頭が冴えてしまう。そして結局眠りに落ちるのは３時で実質２時間から３時間しか眠れない状態になりました。早く眠りにつけても２時頃に目が覚めていました。

そうすると昼間の集中力とやる気が落ちてしまい、上司に余計に詰められ、眠れなくなるという悪循環に陥りました。やがて思考も次第に暗くなり、信号無視の車に突っ込まれて死にたい、支店のビルから飛び降りたら死ねるかななど考えるようになりました。

そして心配した友人に促されて心療内科を受診し、睡眠導入剤を処方してもらいました。やはり眠れることでとても安らぐことが出来ました。次第に思考が前向きになり、転職活動を始め、事務職になることができ、健全な精神を取り戻すことが出来ました。
睡眠導入剤の使用に不安がある方も多くいると思います。しかし、しっかりと決められた使用方法で用いれば利益をもたらしてくれます。もし薬のことが不安だったら医師に相談し、上手く薬と付き合い、健全な心と身体を取り戻すことの方が薬には頼りたくないしどうしようかと悩み続けるよりベターな選択ではないでしょうか。