極度の心配性、神経質な性格と思っていたら強迫性障害でした。

十数年前に結婚した頃から、異常なほど神経質な性格になりました。

例えばよくあるのは、外出する時に、鍵の施錠やガス・電気などの確認を、執拗に何度も繰り返してしまいます。

出産後はさらに神経質になり、子どもが寝ている時に、息をしているかどうか気になって何度も確かめたり、手や体が汚れているんじゃないかと気になって何度もゴシゴシ洗ったりしていました。

結婚や出産など、環境が大きく変化したことによって、ストレスが溜まっているのが原因だろうと思っていたし、周りの人からもそう言われていました。
だからきっと、程度の差はあれど「誰でもそうなんだ」「すぐに治るはず」と思い込んでいました。

しかし症状は悪化するばかりでした。

ある時から、「外に出ると事故にあうかもしれない」と不安が頭から離れなくなり、一歩も外に出れなくなりました。
ただの神経質ではなく、何かの病気ではないかと気になり始め、心療内科を受診したところ、「強迫性障害」と診断名を言われました。

初めて聞く病名だったのですが、「強迫性障害」について自分で色々と調べてみたところ、症状が全く同じだったのです。

通院を始めて４年ほどたち、現在も治療中です。少しずつ良くなり今は外には出れる状態ですが、まだ完治はしていません。
悪化する前に、もっと早く気付いていれば良かったのになと思ってます。

結婚や出産など、生活環境が大きく変化する時にかかりやすいそうです。
「環境の変化で神経質になっただけ」と放置せず、早めに受診することが大事だったと、今になって思います。