不安を感じて貧血になる。予期不安から起こる軽いパニック障害。

【病気が発覚した経緯】
大学生の頃に福岡から佐賀に通学をしていました。通常の通学は快速電車と普通電車で通学してました。就職活動のときに、忙しくなったこともあり、特急電車を使うことがふえました。ある日、特急電車に乗ったとき、「この電車はあと30分は次の駅まで止まらないんだな」という考えが頭をよぎり、冷や汗がでてきて、軽い貧血状態になりました。
その後も信号停止等のトラブルで停車した時、同じ症状になりました。
パニック障害の本にある「死んでしまうかも」という恐怖まではなかったのですが、症状がでる時が決まっていたこともあり、メンタルクリニックを受診しました

【治療の内容】
先生に話を聞いてもらった結果、軽いパニック障害のはじまりと診察されました。上記の症状のまま我慢して、ある日「死んでしまうかも」という大きな発作を体験したら、予期不安から更に症状が悪化してしまうとのことでした。
おかしいなと思ったら、すぐに受診することの大切さを感じました。

【服用した薬の効果】
ワイパックス0.5を処方されました。症状が軽かったこともあり、毎日定例的に服用するのではなく、不安だなと思ったときに飲むようにしています。
薬があると思うと、気が楽になります。
薬をぎりぎりまで我慢するのではなく、無理と思う前に飲むようにしています。
そうすることで、「出来る」「たいしたことない」と思うことで、苦手意識が減りました。
発症から8年くらいたった今では新幹線くらいは、薬なしで福岡～大阪まで乗れます

【アドバイス】
・少しでもパニック症状（貧血や不安感）を感じたら、病院へいってください。精神科、抗不安薬というと依存性が高く、不安になるかもしれません。でもよりひどい発作を体験しない為のお守りです。薬により、できることの成功体験が行動の幅を広げてくれます

・薬を事前に服用し海外旅行もいけるまでになりました。私は薬以外にも発作が起きたときに備え、自分の安心グッズを携帯しています。飴やガム（意識をそらすため）、音楽（意識をそらすため）、ホッカイロや冷えピタ（温度調整を快適に行う）等です。ほかにも体を締め付けない服装も心がけています。