妊娠中に免疫が落ち、気が狂いそうな痒みのカンジダ膣炎に。

【症状の現れ】

なんだか最近、外陰部が痒いなぁ…と感じていました。
座っていても立っていても痒みが襲ってきて、
何も手に付きません。

市販のデリケアというデリケートゾーンの痒みにきく
という薬を購入して塗ってみるも、効果はなし。

当時私は妊娠中でしたので、通院している産婦人科
以外の婦人科に行くのが気後れしてしまい、
通院予約の日を待つことにしました。

しかし、気の狂いそうな痒みです。
特に、夜寝るときに体が温まって余計に痒くなって
眠れないほどでした。

お風呂に入ってよく洗ったりしましたが
気休めでした。

【産婦人科での診断】

やっと妊婦検診の日になりました。
先生に話すと、とりあえずラミシールクリームを処方されました。
この薬は、水虫やカンジダのようにカビを殺す薬です。

次回の検診は二週間後。
それまでにラミシールを塗って様子を見るように
言われました。

【薬の効果と他院への通院】

ラミシールを塗ればすっかり治るという
希望とは裏腹に、痒みはなくなりませんでした。

痒みに耐えきれず、遂に他の婦人科を受診しました。

先生に症状を話すと、「カンジダじゃない？」と
膣に挿入する薬を入れてくれました。

次の日になると薬が溶けて出てきてしまったのですが、
いくらか症状は落ち着いてきました。

でも、痒みは完全には治りませんでした。

【2度目の妊婦検診にて】

前回の妊婦検診から二週間後、だいぶましにはなったものの
痒みが治らないことを先生に訴えると
かゆみ止めのレスタミンコーワクリームを
処方してくれました。

これは外陰部全体に塗っていいと言われ、
その後、痒くなったらこれを塗るととても楽になりました。

少し痒くなればレスタミンコーワを塗る、ということを
続けているうちに、カンジダは治りました。

【カンジダは免疫が落ちている人がかかりやすい】

カンジダは、誰もが持っているカビです。
元気な人は常在菌がカビから守ってくれているため
症状が出ないというだけです。

ところが、妊娠中や、疲れや睡眠不足、抗生物質を飲んだなどで
体の免疫力が落ちていると、常在菌が弱ることになり、
カンジダ膣炎にかかりやすくなります。

カンジダ予防には、睡眠をしっかり取り、身体の免疫力を
高めることが大事です。