自力排卵が難しい多嚢胞性卵巣症候群で不妊治療。現在双子を妊娠中です。

生理周期が不規則で、40～70日でした。独身の時はピルで生理を調整していましたが、結婚後子供を考えた時に医師に相談すると、ホルモン検査やエコー検査を実施し、多嚢胞性卵巣症候群であることが判明しました。

多嚢胞性卵巣症候群だと無排卵になることも多いです。生理だと思っていたのも不正出血だったこともわかりました。

多嚢胞性卵巣症候群でも治療をすれば妊娠できるということで、迷わず不妊治療を始めました。
排卵誘発剤クロミッド1錠×5日の服用から始めました。しかし、生理周期は変わらず70日ほどで、クロミッドの量が足りないことがわかりました。
次の周期からはクロミッドと併用してhMG注射を打ちました。排卵確認後はhCG注射で着床しやすい環境もつくりました。

多嚢胞性卵巣症候群の患者がhMG注射を打つと多胎妊娠が起こりやすいというリスクがあります。実際に私も受精卵が3つ着床し、3つ子を妊娠しました。その後は残念ながら1人流産となり、現在は双子の妊娠を継続しています。

妊娠を望んだ時に、自分の身体は排卵すらしないことに絶望しました。しかし、｢多嚢胞性卵巣症候群はうまく卵子が成長しなかったり自力排卵が難しいけど、卵子の質はとてもいいから治療で排卵させることをサポートしましょう｣という医師の言葉が心強かったです。おかげで妊活６周期目で妊娠できました。

多嚢胞性卵巣症候群と判明したら、不妊治療専門クリニックに通院することをおすすめします。私は初め、婦人科にかかりましたが、誘発剤の量だったり治療のスピードがなかなか定まらず、婦人科の医師からも｢専門クリニックに行った方がいい｣と勧められた程です。専門クリニックは必要な治療法を明確に提示してくれますし、｢あと何回誘発剤使って、それでもだめならステップアップしましょう｣と時期を決めて進めていくので、納得して治療を受けられると思います。