多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）との戦いから、妊娠まで。

生理が３か月間こない（止まっていた）ため、病院へいき内診してもらいました。
多嚢胞性卵巣であることが判明し、妊娠を希望している場合は治療が必要だと説明を受けました。

初めて聞いた名前の症状で、なにがなんだかわかりませんでしたので、たくさん質問しました。
多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）という症状は、たくさんの未熟な受精卵が卵巣内にとどまってしまう体質の事で、病気ではなく、これが原因で排卵が起こらない状態のことをいうようです。
原因は生まれつき（遺伝）だったり、食生活、ストレスなど様々あると考えられていますが、詳しい原因は不明だそうです。

排卵させるため、注射で血液検査し、双方に不妊要因がある場合もあるためと、主人の精液も、渡してもらった容器に入れ持参し、検査してもらいました。
検査の結果、男性ホルモン値が高く、典型的なPCOS患者の特徴が判明しました。

排卵を促すために、クロミッドという排卵誘発剤を服用し、タイミング法で妊娠できないか挑戦しました。
何度も失敗（妊娠せず生理がきてしまう）を繰り返しました。

クロミッドを飲み終えて３日後くらいから、私の体には更年期障害のような
ほてり・汗・めまい（ホットフラッシュ現象）が1週間位現れるようになりました。
これは、私の体の中のホルモンバランスが原因とお医者さんから聞きました。
このホットフラッシュがでやすい体質のため、更年期になっても症状がでるそうです。
毎日仕事しながらのこの症状は、私にはかなりキツく感じました。

最大１日３回のクロミッドと１日１錠のプレドニンを飲み続け、3か月目には排卵を確認できました。
ですが、妊娠に至らず…。
妊娠の秘訣は、性交の回数を増やす事と、なるべく排卵日の前日くらいがベストであると、お医者さんにアドバイスを頂き、４ヶ月目に待望の妊娠を確認しました。

妊娠までに他に自分で頑張った事は、なるべく糖質を控える、白米→玄米にする、バランスの良い食生活、規則正しい生活、運動をする。そしてこれらをゆるーく継続する。

ストレスも不妊を長引かせる要因になってしまうため、神経質になってあれもこれも頑張りすぎているよりも、
これらをゆるーくでも継続して、たまに息抜きするのがよいと思います。

私もはじめは、神経質にあれこれやらなくてはいけない、みたいに、自分に厳しくしていましたが、なかなか妊娠できないなー、もうあまり気にしても意味ないからゆるくしようかなー、と諦めかけた頃に妊娠できましたので。

あと、お医者さんにも教えて頂いて、ダイエットが一番効果的だと思いました。
私はこの間に４キロ痩せました。

無事に赤ちゃんが成長するように願い、日々暮らしていこうと思います。

不妊治療ときくと、精神的にも肉体的にもハードで、暗い毎日、両親の反対、など、たくさんのネガティブな印象をもたれる方もいらっしゃるかと思いますが、私は、不妊治療に通って、本当に良かったと思っています。

子供がほしくて、子どもを産める年齢も制限があるなかで、少しでも妊娠を成功させられるよう努力する事が、結果はどうあれ、一生懸命頑張った結果なのだから、と自分を説得する事ができるし、後々後悔しないと思います。

途中で疲れたら、治療をお休みしてもよいと思います。
不妊治療を休んでいたら自然妊娠した、
という患者さんの体験談もけっこう目にします。

同じ症状をお持ちの方は、諦めなければいつかきっと叶うと思うので、何度だめでも妊娠をあきらめないでほしいと思います。