Caloo(カルー) - うつ病の二十歳。自傷行為もありましたが、やれることをやり頑張っています。 : 病気体験レポート
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うつ病の二十歳。自傷行為もありましたが、やれることをやり頑張っています。

くろゆり871  (20歳代・女性)

93views 2018年04月21日投稿 1votes 0comments
病気うつ病

はじめまして。
現在20歳の女です。

わたしは18歳でいくつかの精神疾患を患いました。
今回はうつ病についてのレポートをまとめます。
高校を二年間で中退してキャバクラで働くため、実家から車で一時間ほどの場所に引っ越しました。
そのお店は女の子も従業員の人も優しくとてもやりやすい環境でした。
当たり前にできることですらよくやったねって褒めてもらえて、わたしの成績も伸びてナンバー3まで上がったこともありました。
元々不眠気味だったこともあり、寝ないのは大してきついことでもなく、定休日以外はずっと出勤。
単純に楽しかったです。
でもそれも長くは続かず、すぐに限界が来ました。
身も心も。

・同伴、アフターで寝る時間の確保ができない。
・切れてしまうお客様がいる。
・遅刻や病欠による罰金。
・売上が少ないことによる時給のカット。
・お店側からのプレッシャー
・新人に抜かれるという焦り

そんな中睡眠障害がひどくなり、2日で一時間ほどの睡眠しか取れなくなりました。
時間がないというわけではなく、寝床についてもちっとも眠りに落ちれない。
隈がどんどん濃くなって、体重も落ちていきました。
突然何もかもやる気を無くして笑えなくなる。
突然涙が出てくる。
かと思えば何をしても楽しくてずっと笑っていたり。
自分の気持ちの変化に追いつけなくなり疲れ果てていました。

それをきっかけに心療内科に行ってみたところ、うつ病と診断されました。
他にも諸々、入眠困難、睡眠麻痺、過眠症の併発。
自傷もするようになりました。
診断がおりて睡眠薬と精神安定剤を服用するようになりました。
さらにその頃別の問題ができました。

系列店からの配属で増えた従業員とものすごく仲が悪くて。
何をしてもどんなに頑張っても小さな欠点を見つけてねちねち責められる。
失敗しなくてもできて当たり前だろと笑われる。
他のキャストたちにもいちいち目くじらを立てては怒鳴る。
それでも元々他店で店長だったこともあり、顧客を持っていたので社長は彼を重宝していました。
わたしはそんなに怒るタイプでもなく、誰かに敵意を向けることも無かったのですが、この人に関しては怒鳴る始末。
認めてほしいわけでなく、ただ突っかかってほしくなかった。
小さなストレスが重なり仕事にも集中できないくらい気分のアップダウンが激しくなりました。

日に日に顔に出てくるマイナスの感情に、久しぶりに会った母親と姉に本気で心配されました。
辞めて帰ってきなさいと言われました。
それでもわたしはまだやれると思ってたんです。
一度掴んだ栄光。
あの人以外の優しいみんなも。
ましてわたしはこのときこの街に好きな人がいたんです。
だから辞めて地元に帰るというのは全然考えられませんでした。

とはいえガタガタの身体。
精神疾患が発覚した数ヶ月後には胃潰瘍も見つかりました。
一回休んでみようかな、と、一ヶ月間の休みをもらいました。
その間姉の家にお世話になり、中学高校時代の友人と遊んだり。
みるみるうちに元気になりました。
それでも仕事を思うと気分が重くなり、何かに縛られているような感覚に苦しみました。
わたしの状況を知って友人たちも帰っておいでって言ってくれました。
少し離れた街でのひとり暮らしに虚しさを感じていたんだと思います。
そんな友人たちの言葉に何度も泣きました。
そしてようやく地元に帰る決意をしました。

毎日出勤しなくてもいいんだ、一人じゃないんだ、そんなふうに思うと少し楽になりました。
6月になり実家から徒歩圏内の場所に部屋を借りました。
ひとり暮らしだけどすぐそばにみんながいるので寂しくもありませんでした。
好きな人も無理するなよってゆってくれました。
でもその一ヶ月後、彼が突然亡くなりました。
詳しいことも教えてもらえないまま、お葬式も出れないまま。
彼のお墓がある場所も教えてもらえません。
手を合わせることも叶いません。
そしてまたみるみるうちに体重が落ちました。
母親も姉も彼の存在を知っていたので、わたしがどんなに苦しんでいるか分かってくれました。

笑うこともなくなり、気がつけばふと涙だけが流れている。
お風呂にも入れない、ご飯も食べれない。
仕事もずっと行ってない。
貯金だけで光熱費や家賃を払いました。
ひと月もそんな状態が続いたある日の夜中、わたしはふと立ち上がり外へ出ました。
あまり記憶がありません。
救急車に乗っていたことも気づきませんでした。
靴も履かずに携帯と財布だけを持ってふらふら歩いていたところ、通行人に声をかけられたとき、わたしの左手にはひどく大きな傷と乾き始めた血液がべったりだったらしいです。
本来なら縫わなきゃならないレベルだったらしいのですが、夜中の救急車の中、病院には今度行くから家に帰してくれと言って暴れてたらしいです。
すぐに抑えつけられましたが口は止まらず家に帰せと叫び続けました。

救急隊員の人に一人では帰せないと言われ、突然落ち着いたわたしは携帯を取り出し電話をかけたそうです。
五年くらいの付き合いのある友達でした。
そして家に帰ってすぐさま眠ったらしいのですが、わたしの腕にはかなり大きな傷跡が残ってます。
母親にも姉にも怒られました。
部屋中の刃物が回収されました。
そのときの友達含め何人かがローテーションで泊り込みでそばについてくれました。

今わたしは働いています。
パチンコ屋さんです。
働こうと思ったきっかけは弟の進学費のためでした。
弟はすごく出来た子です。
頭も良くて効率がいい、わたしからしてみれば完璧に近い。
この弟もいつもわたしを支えてくれる一人です。
ご飯を食べなくなったわたしに小さく切ったうどんやおかゆを食べさせてくれたり、がちゃがちゃの部屋を片付けてくれたり。
そんな弟のためにできることがあるんだと思ったらいても立ってもいられずすぐに面接をしてもらいました。
採用が決まりなんとか進学費にあてることができました。

そして今月は定期を買ってあげる約束です。
わたしは鬱と診断されてますが、それでもやれることを少しずつやることで完全な廃人にならないままでいます。
それでも気づけばふとコンビニやショッピングモールでカッターを手に取ってしまったりします。
眠れないのも相変わらずで体力を使う仕事には少しキツイです。

もしかしたらわたしはこの先一生普通の人生が送れないのじゃないかと思います。
正直怖いですが、まだ周りに人がいるうちは足掻いてみようと思い今を生きています。

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