妊娠・出産以降、慢性化しがちな裂肛。手術も覚悟していましたが本人次第と言われました。

妊娠中に切れ痔（裂肛）を発症してしまったのですが、恥ずかしさや妊娠中を理由に専門医にかからず放置をしていたところ、出産時に悪化してしまいました。

退院時に産婦人科で注入軟膏をまとめて処方してもらい、しばらく使用していたところ、1ヶ月もしないうちにある程度は回復しました。一方子育てに夢中でしばしば自分のことが後回しになり、トイレに行くタイミングを逃して便秘になってしまったりするとぶり返してしまう、という状態でしたが、専門医にはかからずにいました。

いつか卒乳して子供と数日離れても平気な状態になったら、手術をして根本的に治さなければならないのだろうと思い、自宅から通える病院やどのような治療方法があるのかなどを調べてはいました。

そうこうしているうちに数年経ってしまったのですが、やはり子供が体調を崩してつきっきりで看病をした際に便秘になり、悪化してしまいました。

座ることも痛く、放置しても良い状態ではなかったため、手術を覚悟で自宅から最も近い専門病院へ行きました。
先生がおっしゃるには、「痔は良性疾患であり、あなたの場合、最終的にどの状態に持ってゆきたいのかは自分が決めることだから、手術が必要かどうかは本人次第」と説明を受けました。手術により病原を切除し根本的に治したいのか、薬で支障がない状態まで回復させられれば良いのか。

私の場合は、飲み薬と座薬、注入軟膏の3つの薬を3週間、排便後、就寝前に使用し、食事の改善をしたところ、かなり良い状態に回復することができました。もっと早く受診すればよかったと心底思いました。

ただし、一度できてしまった痔自体は手術をしない限り根本的には存在がなくならないそうです。また手術をしても、便秘や下痢などを繰り返さないよう生活を改善しなければ、何度でも痔になるそうです。

水分を少々こまめにとり、辛いもの、冷たいものを控え、体操をしたり、ちょっとした気配りを自分に毎日することで、再発を防げるように心がけるようになりました。