眠りたいのに眠れない不眠症（入眠障害）

私が不眠症に陥ったのは、教員免許を取るため地域の中学校に4週間の実習に行っていたときのことです。
実習が始まる前から、学校(生徒や教職員の方々)になじめるのか、指導・教育することができるのか、単位はいただけるのか…不安でいっぱいで布団に入ってもなかなか寝付けませんでした。

いざ実習が始まると不安に思っていたことは全く問題なかったのですが、家に帰ると気が抜けるのか疲れがどっと出て、今日のレポートや明日の実習内容の予習、指導方法等考えるとキリがなく不安もあり、結局午前1時前に布団に入っても、3時間ほど眠れずに寝返りをうってばかりの日々が続きました。

不眠症にはいくつか障害の種類がありますが、私は典型的な「入眠障害」にあたると思います。
夜眠れないので昼食後に強い眠気が襲いかかり、昼休み時間には、先生方や生徒に見つかり辛い場所で仮眠を取ったり、(あくまで表向きコミュニケーションの一環として)仲良くなった生徒と一緒にお昼寝したりして過ごしていました。

結局、無事実習も終え、単位もいただけたのですが、実習期間の前後を含め2ヵ月近く、寝付けない日々を過ごしていました。
勿論原因はストレスでしたので、実習が終わってしばらくすると眠れるようになりましたが、眠れない期間に私がしていたことを少々記載します。

・就寝したい時間の3時間前には部屋の電気を豆電球程度にしてテレビ、パソコン、携帯は見ない。
・お風呂上がりに軽くストレッチを15分～30分程度行う。
・眠りの長さにこだわらないように考える。(要は眠りの質が大切)
・寝る前に自分がリラックスできる空間を作る。(私の場合はクラシックを聴きながらのハーブティー…優雅です)
・朝目が覚めたらすぐに太陽の光を浴びる。
・日中はできるだけ体を動かす。

ドリエル等の睡眠導入剤も考えましたが、やはり薬無しでは寝付けなくなるのでは…という不安がぬぐい切れず、自然に身をまかせました。
ストレスが原因の不眠症は、基本的にストレスが解消された場合に症状も緩和すると思いますので、ストレスを取り除くことを考えた方が良いと思います。