異常な疲れや耳下腺の痛み..不思議な病状の原因だった、シェーグレン症候群

2005年ぐらいから、時々、異常な疲れを感じるようになりました。
朝、家族を送りだしたら、すぐに家事を進めていたのですが、午前中いっぱい何もできないような日が何回もありました。
2011年の春に耳下腺が痛みだし、大学病院の歯科で治療をしました。
医師からは「何が原因か」と何度も思い当たる事がないか問われましたが、全く思い当たらず、試行錯誤の投薬で耳下腺の炎症は治まりました。
その年の秋、あいかわらずの疲労感や動悸が続き、更年期障害と思い、漢方医を訪ねました。
漢方医の立場からの診察に加え、血液検査も行いました。
血液検査の項目はたくさんあるそうですが、たまたまこの時の医師が入れた項目から、「膠原病の疑いがある」と判明しました。
紹介状を書いて頂き、膠原病内科のある大学病院を訪れ、細かな検査をしたところ、「シェーグレン症候群」と判明しました。
目と口の乾燥と易疲労感が主な症状だと伺いました。
当時は自覚症状としては、易疲労感しかありませんでしたが、この疲労感の原因が判明した事で納得が出来たと感じました。
ドライアイ、ドライマウスの自覚症状はこの時点ではありませんでしたが、次第に左目が見えなくなって来ました。
大変なスピードで視力が落ちてきて、2014年に受診をした眼科で「白内障」と診察をされました。膠原病は自己免疫疾患ですので、どこに症状が出でてもおかしくないそうです。
2015年には白内障の手術を受けました。
ドライマウスのせいか、虫歯も増えて、2016年には抜歯やインプラントを行いました。
関節痛の症状も出始めました。
「膠原病・シェーグレン症候群」と診断されてから5年がたちます。
白内障の手術、抜歯とインプラント、関節の腫れと痛みで投薬、皮膚の乾燥で保湿剤の処方を受けております。
現時点では治る病気ではありません。
この先、どこの症状が出るかはわかりません。
内臓に症状が出たら、寿命も短くなると聞きましたが、かかってしまった病気には太刀打ちできないと思うしかありません。