突然の自己免疫性肝炎で2ヶ月の入院。シェーグレン症候群も併発。

2010年1月の夕方、突然、悪寒が始まり風邪のような症状で寝込みました。全く食欲もなく、とにかくだるくて２日間寝て過ごしました。
3日後に内科を受診し、点滴と血液検査をして帰宅。
翌朝に病院から連絡があり、『今すぐ総合病院に行きなさい！』と紹介状を渡されました。
総合病院では、『AST値が2380と異常値なので、即、入院』と告げられ、すぐに点滴治療が始まりました。
生体肝検査で、肝臓の組織を一部採取し、数日後に『自己免疫性肝炎』と診断されました。
絶対安静で、数日間点滴をしました。
薬は『プレドニン』を8錠からスタートしました。強い薬なので、副作用の様子を見ながら、1錠ずつ減らしていくとのことでした。私の場合は、顔のむくみ（ムーンフェイス）が少し出ました。
入院中は、安静と食事制限、あとはとにかく免疫力が落ちているので、うがいと手洗い、消毒を一日に何度もするくらいで、痛かったり、つらかったりする治療は一切ありませんでした。
数日後に『シェーグレン症候群』を併発してると告げられました。目や喉が渇きやすくなる、とのことでした。
冬場で、インフルエンザが流行していたこともあり、免疫力が落ちている私には、外はバイキンだらけということで、結局2ヶ月の入院となってしまいました。
退院後も経過観察の為、二週間に一回の診察を二ヶ月続け、その後は月に一回の診察になりました。プレドニンの量を少しずつ減らしていき、今も毎朝1錠飲んでいます。

生活は特にかわりはありませんが、体は疲れやすくなってしまいました。
シェーグレン症候群の影響で、ドライアイがひどいので、温パックを毎晩して、血行を良くするようにしています。あと、喉が乾きやすいので、常に水筒を持参しています。喉が渇くと、ウイルスも入りやすくなるので、睡眠時はマスクを着用するようにしています。
自己免疫性の疾患は、原因がわかりにくく、完治しづらいので、ずっと付き合って行かないといけないと告げられました。
はじめはショックでしたが、なるべく健康には気をつけるようにして、少しでも体調に変化があれば、診察を受けるようにしています。
2015年の１月から、兵庫県の難病に指定されました。受給者証を申請すれば、毎月の医療費の負担額の補助があります。