子宮筋腫からの子宮全摘。デメリットはメンタルな部分が少しだけ。

10年ほど前から子宮筋腫が3つありました。特に症状はなく生理も順調、痛み、出血もそれなりにありましたが倒れるほどでないためそのまま経過観察と言う感じでした。

初めて子宮筋腫の診断を受けてから5年ほど経ち、生理時の出血が多くなったことに気づきました。昼用のナプキンでは1時間もたない感じ。
それと同時に貧血もひどくなり病院を受診した結果筋腫が7センチほどに大きくなっていました。
子宮の外側に、ミッキーマウスの耳ような形で筋腫が出来ていたため筋腫だけを取ればいいのかと思っていましがた全摘と言う診断に。筋腫と言うのはそこだけ切除してもまた再発の可能性が高いとのこと。

7センチは、筋腫の大きさからすれば可もなく不可もなくの大きさ。（横綱ではないけど平幕でもないという例えで説明されましたが（笑））
あと10年ほどでたぶん閉経する予定だろうけど、あと10年この出血と貧血に付き合えるか？その時にもっとひどくなって手術となった場合の体力はあるのだろうか？など総合的に考え今のうちに全摘手術を受ける事にしました。

クリニックから紹介状をもらい大きい病院へ。
そこで再びMRIと超音波にて大きさを確認、貧血の状態を良くしてから手術と言うことになりました
貧血の薬は最初フェロミア錠50ｍｇを試しましたが頭痛の副作用が酷かったためフェログラデュメット錠105ｍｇに変えました。こちらの方がやや強め？のようですが私には合っていたようです。
11月から貧血の薬を服用し翌年2月に手術になりました。入院期間は9日の予定。

入院当日は手術の準備と言う事で術前診察、入浴、剃毛、夕飯の後に浣腸（朝一番の手術だったので）アルジネードウォーターと言うスポーツドリンクを飲むように指示があり。執刀医、麻酔医の先生との打ち合わせ。

2日目にさっそく手術。朝1番の手術でした（8時45分）
麻酔が切れて気づいたのがお昼過ぎくらいだったか？その日はボーっと過ごしたのであまり記憶がありません。背中の静脈に痛み止めの点滴が入っています。痛かったらそこから痛みの緩和ができますが私は使わなくても大丈夫でした。

3日目から積極的に歩かされます。トイレも自力で行くように促され、それが出来たら廊下の手すりにつかまりながら往復で歩く練習。お腹に力を入れなくても痛みがMAX。咳やクシャミが本当に怖かった。

4日目以降、徐々に痛みがなくなり（薄皮をはがすようにとはよく言ったものです）
便秘のためマグラックスが処方されました。

特に何のトラブルもなかったので予定通り9日で退院になりました。


メリットは生理の煩わしさからの解放と子宮がんのリスクがなくなったこと。（ただ卵巣は残っているので卵巣がんの定期検診は受けるよう言われています。）

デメリットはメンタルな部分が少しだけ。
子宮がなくなったことで自分が女でなくなったとは思いません。例え子宮を全摘しても決して恥ずかしいことでもないし自分を必要以上に責める事でもありません。
だけどお腹の手術痕をみると少しだけ可哀想になりますけど。（痛そうだなって）

今度は乳がん検診で引っ掛かり再検査をしています。たぶん乳がんの初期だと思います。乳房全摘にはならないと思っていますが、それでも手術は必須です。
女性の象徴である部分が次々に病魔に襲われている、と考えるとなんとも複雑な気持ちではあるけど、私が女であることを自覚し続ける事が大事でそれを適度に怖がりつつも生きる事を第一に考えていこうと思っています。