多嚢胞性卵巣症候群と診断され、妊娠を希望する時期まで投薬治療を継続中。

仕事が忙しく、気づいたら生理が半年きていませんでした。人一倍生理痛がきつく、頭痛と吐き気で仕事に支障をきたすくらいなら寧ろない方がいいと思っていました。しかしさすがにそうも言っていられなくなり、婦人科に行くのは嫌でしたが職場近くの病院を探して診察を受けることに。

問診や尿検査、血液検査、子宮がん検診などもあわせて行いました。検査終了後、先生から「多嚢胞性卵巣症候群」という病名を聞かされました。初めて聞く長い名前でしたが、これにかかっているのは最近では女性の10人に1人の割合だと言います。
卵巣が肥大化し、放っておくと子宮がんにかかるリスクがあるといいます。また、男性ホルモンの数値が高く、後々声が低くなったり、太ったり、体毛が濃くなったり、ヒゲが生えてくる人もいるそうです。最初説明を聞いてもピンとはきませんでしたが、とりあえずホルモン剤で生理をこさせるところからのスタートです。一週間ほどで生理がきたので、また診察を受けに行きます。
今度は多嚢胞の症状をおさえる薬を飲むのだと説明を受けました。ピルの一種です。
「いつまで飲むんですか」と聞くと「人によって違うけど、途中で治る人もいるから」とのこと。そして付け加えるように先生が言いました。「あなたがこれから結婚して、子供を産みたいと思った時、その時はもう一度相談してください。方法はあります」
なるほどと思いました。妊娠しない(しにくい)身体になったということです。
薬を飲んでいる間は病気も抑えられているし、妊娠もしません。妊娠したいと思っても、薬をやめたら病気が進むのです。

私は今で三年位飲み続けています。多嚢胞の人で子供ができた、というニュースは芸能界でもよく聞かれるので然程深刻なことじゃないのかもしれません。ただ薬代と検査費で年間3万5千くらいかかりますし、先生が言うように「妊娠を希望するまで」ずっとこの生活が続くのかと思うと先が見えない状態です。