子宮頸癌腺癌1aの診断。迷いましたが経過観察はせず、単純子宮全摘を選択。

まず最初に、市の子宮ガン検診を始めてからの経過を簡単に書いて行きます。

2010年 29歳。異常なし。
2011年 30歳。「軽度異形成」
結果が分かった翌日、初めてのことで怖くて、早速仕事を休んで、地元の総合病院へ。

そちらで詳しく検査をした結果、アスカスという種類のもので、将来癌化するものではないので大丈夫ということでした。

半年に一回経過観察に通いましたが、一年過ぎた頃、軽度異形成が消失したため、卒業。年一回、市の検診を受ければ良いとのことになりました。

2014.6 妊娠したため、産婦人科を受診。初期検査で、子宮ガン検診をしたところ、異常なし。

2015.10月出産後初めて、市の検診。出産した産婦人科で行いました。

結果は2〜3週間後に郵送されてきましたが、引越しで忙しく、封を開けず放置。11月に入りようやくあけると「異形成を認めます」と書いてありました。

また軽度異形成みたいなものだろうと気に留めず、11月末、ようやく腰を上げ、検査結果を聞きに行きました。

すると、暗い顔の先生。「これは結構ヘビーですよ」と。まだその頃はよく分からず、「では、早めに第二子を考えた方がいいですか？」と聞いた記憶があります。

再検査をして、結果は家族と聞きにくるように言われました。その様子で、きっと悪いんだなとわかりました。それから結果が出るまでの日々は怖くて仕方なかったです。

12月10日に聞きにいくと、結果は、子宮頸癌の腺癌。上皮内癌の疑いでした。私は取り乱して話を聞けず、主人が聞いてくれました。

すぐに行動にうつしたいので、もし癌だとしたらどこの病院にするか予め探していました。そして紹介状を書いていただけるようお願いし、総合病院の予約も取りました。

2015.12.26 総合病院初受診。

2016.1.4 病巣を調べるために、円錐切除術。1泊2日の入院でした。とくに辛くもなく、翌日朝に出血がないか内診してみてもらい、翌日には、自分で歩いて退院しました。

2016.1.20 手術後、初受診。診断が出るため、1番緊張していました。結果は、子宮頸癌腺癌 1a期。0.5ミリの浸潤あり。浸潤が浅く、浸潤してるかどうか微妙なところとのことでした。

勧められたのは、「単純子宮全摘」

子宮頸部全摘も話にはあがりましたが、腺癌の場合、病巣がスキップして広がるため、今回で取り切れているのかが分からない。子宮に20パーセントの確率で転移している、と。

がん専門病院で、セカンドオピニオンもしました。やはり勧められたのは、単純子宮全摘。とれば大丈夫でしょうとのことでした。

また、温存に力を入れている病院にもサードオピニオンをお願いしようと申し込みのファックスをしました。が、主人と取ろうと決め、行きませんでした。

しかし、その病院の先生がキャンセルしたと聞いて、お電話をくださったのです。私くらいでは、子宮に癌なんて見つからない。月一回の経過観察で大丈夫、と。

迷いました、とても。今思えば、話を聞きに行けば良かった。でも癌と言われて怖かった。早く体から癌を取りたいと思った。

2人目が欲しかったので、たくさん泣きました。子どもを諦められなかった。でも、主人と子どものことを考えると生きたい、強くそう思いました。

そして、単純子宮全摘をお願いしました。

2016.2 単純子宮全摘。結果、子宮から癌は見つかりませんでした。そして、99パーセント大丈夫でしょうとのこと。

今は、三カ月に一回、経過観察に通っています。