なかなか見つからない不同視弱視。３歳過ぎたら小児眼科にかかってほしいです

就学前検診の視力検査で、娘の視力が低いことが分かりました。

小児眼科へ行き、視力検査をしたところ右1.2左0.7、原因は乱視と遠視で、矯正視力が思うように出なかったので、弱視の可能性を指摘され、目薬で瞳孔を開いて精密検査を受けました。

この目薬はしみる上に、瞳孔を開くために視界がぼんやりしたりまぶしかったりします。さらに完全に瞳孔が開くまで、１時間程度かかるので本人もやれることもなく飽きてしまって大変です。

結果は不同視弱視（片目だけ眼鏡などで矯正しても視力が1.0出ない）でした。治療は眼鏡での矯正、なるべく手元での作業をしたり、動くものをみるのが良いとのことで、近視の子とっては目に悪いと言われることをどんどんさせるとよいとのことでした。
うちの子は、３ＤＳとアイロンビーズ、読書など、本人がやって楽しく治療効果の高いものをひたすらしていました。目の疲労はよくないようなので、適度に休憩は入れていましたが。

眼鏡をかけて１か月後の検診で想定よりもはるかに良い検査結果が出たため、アイパッチ（良い方の目を隠して悪い方の目の成長を促す眼帯のようなもの）はせず、眼鏡での治療を継続する方針になりました。アイパッチは非常に負担が大きいためありがたかったです。

その後３か月ごとの検診で徐々に遠視の度が回復していき、約1年で安定して両目の矯正視力が1.2出るようになり、弱視から卒業しました。

治療といっても、眼鏡をかけることと定期的な視力検査のみでしたが、成果が出てよかったです。

弱視は治療できるのが９歳ごろまでと時期が限られていて、片目だけの場合は本人にも不自由感がなく、発見が遅れます。うちの娘は間に合いましたが、発見が遅れると、眼鏡をかけてもコンタクトをつけても視力が低いまま一生を過ごさなければいけません。

視力検査は３歳～４歳位までにはできるようになるので、ぜひ小児眼科で視力検査をしてもらいたいです。うちは長女が弱視だったので下の子は３歳から眼科に通わせ、検査をしてもらっています。

また、小さい子に眼鏡はかわいそうと、弱視が分かっても眼鏡をかけさせない親も多いと聞きました。眼鏡をかけても見えない人生の方がよっぽどかわいそうです。たしかにうちの子も眼鏡をかけているのは幼稚園に一人だけでしたし、小学生の今でもからかわれることも多く、「眼鏡かけたくない」と言うこともありました。でも、本人に理由を話して理解させ、今では何か言われても「私の眼鏡は薬と一緒なんだよ。○○くんは、病気になってもお薬飲まないの？」と言い返しているそうです。

がんばって眼鏡をかけて、弱視を卒業できて本当に良かったと思っています。