白内障の手術後はケアが大変。できるだけ年を重ねすぎないうちに。
Caloouser66392
(60歳代・女性)
| 病気 | 白内障、近視 |
|---|---|
| 病院 | 三橋眼科医院、さかもと眼科 |
| 製薬 | ロキソニン錠60mg、リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1%、ジクロード点眼液0.1%、クラビット点眼液1.5%、ベガモックス点眼液0.5%、ネバナック懸濁性点眼液0.1%、ミドリンP点眼液、ダイアモックス錠250mg、フロモックス錠100mg、クラビット錠500mg |
強度近視があって白内障の進行が早く、いよいよ矯正しても視力が出なくなったので、かかりつけの先生に、「そろそろ手術してもいいなあ」と言われたのを機に、決心しました。予約待ちで当初は7月の予定でしたが、キャンセルがあって急遽5月に変更になりました。
巷では、簡単な日帰り手術と言われますが、やはり目に穴をあけて、中身をいじる、何かあれば失明か・・と、先生の腕は信頼申し上げていたものの、不安で一杯でした。なお、さかもと眼科で手術になりますが、三橋先生が担当医です。
手術の一か月前にまず、先生と、どれくらいの視力を獲得するかについて話し合います。日常生活などを告げ、私の場合は、運動も旅行も、パソコンや読書もと欲張りなので、「軽い近視の状態」に合わせることに決定しました。術後に、思っていた見え方と違うという苦情が聞かれたりしますが、ここで、きちんと自分の希望視力を告げて、納得しておくことが大事だと思います。私は、自宅作業の場合はこれまでも、眼鏡を使用していたので、外に出た場合に見えない不自由を解消することを第一希望にしました。結果、視力は1.0~1.2程度で、目元の作業には、従来通り、軽い近視用眼鏡を使用して、何等不自由がなく快適です。
さて、感染症の血液検査や、目の状態確認、家族と手術の説明を受けるために2回ほど来院しここでも、不安を解消すべく、質問をしています。
「先生、私瞬きが止められないです。」「だいじょーぶ、瞼、引っ張って開けておくから。」「麻酔が効きにくいかも・・」「だいじょーぶ、痛い間はやらないから。」
手術は、左目が最初、一週間置いて、右目です。手術三日前から、点眼薬2種類を日3回点滴。目薬は、5分以上間隔をあけて順番通り点眼しなければならないので、なかなか厄介です。
いよいよ、手術日になりました。朝食後に感染症予防の薬を飲み、さらに、家を出る2時間前からは、瞳孔を開く薬を30分おきに点眼します。片目の視界がぼやけ、病院に向かうのがちょっと大変になります。病院では、目の状態をチェックして血圧測定、瞳孔も開いており、事前の薬や点眼が実行されたことが確認されると、手術着を着せられ、キャップをかぶり、手術室へ誘導されました。優秀な看護師さんが落ち着いた笑顔で対応してくれるので、緊張が少し和らぎます。
何がストレスかと言って、「手術中は絶対に動かないで。」と言われることです。何かあった場合は、口頭で伝えるようにとの指示を何度も繰り返されますが、数十分とはいえ、身動きせずにいられるのだろうかと、自信がありません。結果は、案ずるより・・で、あれよあれよという間に完了したのですが、油断からか、右目の時は、鼻が痒くなって困り、思わず掻こうとして、叱られました。
手術は部分麻酔で、20分程でしょうか、思ったより短く感じました。終わると大きな眼帯をされ、眼鏡は使用できません。この日帰り手術は、裸眼視力が悪い人の場合は、送迎にもサポートが必要だと思いました。
無事に自宅に戻って、その日は絶対安静。夕方に先生が状態確認の電話をくださいます。これで、かなり安心できましたが、麻酔が切れると痛みがあるようです。二度目の時は全くなかったので、多分ストレス性だろうと思います。リクライニングチェアに座って、ぼーっと身体を休め、トイレ以外は動きません。眼圧もかけないように、気をつけます。もちろん、水を近づけるのは厳禁。一週間は洗顔もシャワーも禁止で、5日目くらいに、美容院での洗髪がようやく可能になります。今は、身体や顔を拭くシートや、水を使わないシャンプーなど、便利グッズがあるので、さほど不自由は感じませんでした。
加えて厄介なのは、感染症を抑える飲み薬に加え、点眼薬3種を、一日4回。それぞれ5分あけるので、10分はかかります。ややこしいのは一週間後にひかえた右目のためにも、また同じ事前の薬を点眼したり飲んだりすること。つまり、一時は、合計6種類の点眼薬を左右に・・。痴呆がある老人ですと、一人で対処するのは難しいでしょう。睡眠中は、カッペという金具の眼帯を使用して、無意識に擦ったりしないように注意します。
眼帯は翌日には外されますので、その後は、アイガード、ラケットゲームにも使えるような眼鏡を当分使用することになります。衝撃や埃よけです。衝撃が怖いようで、先生からは、人混みを気を付けるようにと注意がありました。ジムで飛んだり跳ねたりするのが日課でしたが、当分はおとなしくするつもりです。
なお、両目の手術が完了後も1週間は毎日通院し、自宅で3種類の点眼が続きます。その後、状態によって先生からの来院指示が1週間後、2週間後と間隔が開いていき、薬も軽いものに変わっていきます。術後3週間ほどで、プールも入ってよい、運動もしてよいと許可が出ましたが、まだ勇気がありません。目薬は、一に3回になったものの、現在もまだ使用中です。
私の場合は、家族のサポートがあったので、とても助かりました。独り暮らしで、特に高齢になって、頭も身体も不自由になってからこの手術を受けるのは、正直、もはや勿体ない。それほど、けっこう大変なものだなぁと言うのが、手術を完了しての、感想です。
しかし、驚くほどの視力を回復し、近視のコンタクトも不要になり、世界が明るくなって今のところ、手術をして良かったことしか考えられません。必要性を医師に指摘されていても、白内障の手術が怖いと思ってなかなか踏み切れない方がいらしたら、早いうちに受けることを私はお勧めしたいです。
ただ、これはお医者の腕に依るところが大きい手術だそうです。腕のいい医師を見つけてください。そして事前のカウンセリングをしっかり受けて、納得のいく視力を回復することが、大いに第二の人生を開くカギであろうと思います。
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