生理痛だと思っていたら、骨盤腹膜炎になり…。その後、卵巣嚢腫で手術。

もともと生理痛が強く困っていました。
しかしそれは病気にかかっていたからだったんです。

ある日たまたま母の家に行っていたら
生理痛が悪化しそのまま倒れ救急車で運ばれました。

実はその前日も異常なほどの腹痛に襲われ
立っていられなくなり、お風呂に入った直後だったのですが裸のまま動けなくなり廊下に倒れこみました。
下腹部が痛くて、
気持ちが悪くて吐きそうでした。
しかし、20分ほどうずくまっていたらすぅーと痛みが治まり動けるようになりました。
なのでそこで安心してしまったんです。
生理痛がひどかったんだなぁと思いその時は
まさか翌日に救急車で運ばれることになるとは思っていませんでした。我慢は本当によくないです。

子宮内膜による骨盤腹膜炎というものでした。
そのまま入院を余儀なくされました。
1日くらい様子みて休むのかな？と思っていたら1週間の入院ね！と先生に言われ泣きました（笑）

あの時は真剣にショックで泣きました。

ショックだし動揺していて、一日目は全然寝れず、
2日目まだ慣れずいろんなこと考えて悲しくなり、
3日目やっと慣れてきましたが、
周りの目を気にしてストレスがたまり始めます。
大部屋だったので、静かにしなくてはという気の使いがストレスとなりました。
子宮系の病気はストレスもよくないそうです。

4日目に初めて気分転換にテレビカードを買ってテレビを見ました。イヤフォンを付ければ時間内は見れます！
するとすごい周りの音が遮断されるんで家にいるみたいな感覚になれてあまり周りが気にならなくなりました！
ぜひ初めて入院される方にはテレビをオススメします！
その間いろんな方がお見舞いに来てくださり本当に嬉しかったです。

骨盤腹膜炎というのは子宮内膜により骨盤あたりまで炎症が起きてしまっている状態で
症状は炎症を起こしているので熱が出る、生理でもないのに生理痛が来たように下腹部が痛い、生理の際は生理痛を通り越す痛さ、胃の辺り上の方まで痛くなり息がしづらい、気持ち悪くなるなどです。
胃の痛さは締め付けられるような痛さで、みぞおち辺りも痛くなります。
お腹を丸めていないと立ってられない程です。
この様な症状の方は子宮内膜の疑いがあり、ひどい場合には私のように炎症を起こして悪化してる場合もあります。
当てはまる方は早めに婦人科へ行って欲しいと思います。

入院中はずっと点滴が刺さっていて、点滴交換時に許可をもらい5日にやっとお風呂に入れました。
点滴は栄養のものと、抗生物質のものでした。
点滴をやってから痛みは治まり入院中はそんなに痛くなかったです。
1週間後炎症は治まり無事に退院。

その後後日に詳しく検査をしました。
結果は卵巣嚢腫でした。
子宮内膜の影響で悪化し、卵巣嚢腫（らんそうのうしゅ）になってしまいました。
卵巣嚢腫はほって置くと不妊症やガンになります。
そのせいで炎症が起きてたんですね。
悪いものを取った方がいいということで…
手術することになりました！
その1ヶ月後手術の為また入院しました。
腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出手術を行いました。

入院翌日に、手術という予定で、
前日にする事は、シャワーを浴び清潔にする。
そして、9時以降は飲食が禁止、お水は朝の6時までOKでした！（ちなみに私は朝11時手術予定でした。）

あと私タバコは吸いませんが、吸っている方タバコは禁止です。手術、前日より手術後1ヶ月間間で禁止です。
あとは寝る前に下剤を飲みます。（手術したら１日と半日はトイレに行けないので前日に下剤を飲み手術当日朝までに便を出しておく為です）
これで前日の準備は完了です。

私の体質的に手術後出血が収まらず、1時間半から2時間で終わると聞いていたのに3時間近くかかったそうです。

麻酔は全身麻酔でしたのでいつの間にか寝て気がついたら起こされ終わっている状態で何も覚えてません。
しかし終わった後は痛かったです。
息もしづらくて、
とにかくトイレに行きたいような感覚でした。
その原因は術後1日は自力で動けない為トイレに行けません。
そのために手術後は尿管が刺さってました。
こちらがあればトイレに行かなくてもしてる感覚がなくても勝手に出てくれるんですね！（笑）
本当に医療とはすごいです。
この尿管のせいで刺激されるのでトイレに行かなくてもいい状態なのにずっとおしっこを我慢してるようなお腹がぱんぱんで苦しいような感覚になってしまいます。これが地味に辛かったんです。
そして、手術終わった後3時間仰向けのままでいなくてはいけません。
傷口が開かないように安静にします。意外に仰向けのまま3時間動けないのは想像以上に辛く、手術後はお腹も痛かったのでお腹を丸めたい気分だったのですが動かないように言われ
背中も腰もお腹も痛くて本当に地獄でした。
そして手術後は熱も出ます。
お腹の中を傷つけいじってるので一時的に炎症を起こしてしまうからです。

あとは腹腔鏡下手術では小さな穴を3つしか開けずそこから棒状のメスを入れて手術します。その為手術中にお腹の中を見やすくするのに炭酸ガスをお腹に流し込み膨らませて手術するそうで、
そのガスが手術終わってからも全然抜けないので
お腹が妊婦さんみたいにぱんぱんで苦しかったです。
普通にガスがずっと溜まっているような状態。
そしてそれは長い方で1ヶ月ほど続きます。
私は退院してからもお腹がずっと張っていて、結局1ヶ月ほど抜けるのにかかりました。
ガスが毎日死ぬほど出ます…

腹腔鏡下手術は小さな穴3つしかお腹に開けないので傷口はだんだんと目立たなくなります！

そして、退院。
退院してから1ヶ月間は安静です。
安静になんですが、、たくさん歩いてくださいと言われます。
癒着を防ぐ為です。
手術の際切った部分が腸とくっついてしまうのを防ぐ為です。
くっついてしまうと腸閉塞（ちょうへいそく）というまた別の病気になってしまいます。
そうするとまた同じ手術を後日受けることになります。

たくさん歩くことでこの癒着を防げます。
ですので、手術後次の日か2日後には必ず歩く練習をさせられます。
でも痛いしつらいけど、早めに歩けるようになればなるほど回復が早いと言われてますので頑張りました。
退院後1ヶ月間制限されることがたくさんあります。
・タバコお酒禁止
・車、バイク運転禁止
・重いものを持たない
・入浴禁止
・性行為禁止
・消化の悪い食べ物は禁止
消化の良いものをとる！根菜類や野菜
食生活を見直すこと。
・カフェイン禁止
・冷たすぎる飲み物避ける
・締め付けない洋服で過ごすこと
などです。
この1ヶ月間は寝たら1人で起きあがれるまでにかなり時間がかかりました。
横になるのも一苦労。横になったら1人で起き上がるには5分くらいかかりました。
お腹に少しでも力を入れるとお腹に響く為、いろんなことに気をつけながら過ごしてました。
人間て当たり前にいつもしてることが割と腹筋に力を入れてやっていることが多くて、その当たり前に出来ていたことが手を借りないと出来なかったりしたのでイライラもしましたし、思い通りにいかなくて本当に大変でした。
あと大変だったのは傷口が痒かったことです。
触ると痛いし、でも痒いし、
起きてる間は意識して我慢ができますが、
寝てる間に我慢出来ずかいてしまい、傷口から血が出てしまったり、かいた場所がただれてしまったりというのが本当に大変でした…
あと服がすれて痒いです。
ガーゼをあてたり、絆創膏したりいろんな工夫をしましたが、それすらも痒くて逆効果でした。
結局かゆみ止め抑える薬をつけすぎない程度に塗るくらいしか出来ませんでした。
手術終わっても1ヶ月間は仕事にもいけず、どこにもいけず、でもリハビリで歩かなくてはいけないので毎日毎日散歩へ行ってました。
することもなくそれもストレスでした。

お腹痛いのに歩かなくてはいけなくてこれも大変でした。
腹腔鏡下手術は割と簡単な手術なんていわれてますが、お腹の中を傷つけてるわけですし、
手術に簡単も大変もないなと思いました。
本当に二度と手術なんてしたくないです。

こんな体験をしたくない方は定期的に早めに婦人科へ行きましょう！
女の方なら誰がいつなってもおかしくありません。
手遅れになる前に是非真剣に考えてみてください。