愛知県の食道アカラシアの口コミ（1件）

2016年、春頃から当時25歳の息子が
食べると詰まる感じがする
寝ている時胸が痛くて目覚める事がある
等の症状を訴え近くの胃腸科を受診しました。

胃カメラ検査をしましたが胃には問題なく
食道が若干あれているという事で逆流性食道炎を
疑われしばらく薬を飲み様子を見る事になりました。

しかしその後症状は悪化していくばかりでした。

投薬治療で改善がなかったので
再び胃カメラをしましたがやはり異常なし。

その頃には胸痛で夜中に目覚める回数も増え
食事も飲み物すら飲み込みがうまく出来ないようで
トイレに駆け込みもどしてしまう状態。

本人はお腹はすくんだけど相当ゆっくりゆっくり
少量づつ食べないとせりあがってくると言います。

最終的にはそうしても吐いてしまう事が
ほとんどでしたので体重も減り
あばら骨が浮き上がってました。

そんな息子を診察した最初の受診先では
じゃあ薬をかえてもう少し様子を見ましょうと
繰り返すばかり。

もうそんな悠長な事言ってる場合じゃないので
紹介状書いて下さい！
と思わず強い口調で言ってしまいました。

同年11月。その紹介状を持って愛知医科大学病院へ。

事前に問い合わせると紹介状はあっても
まだ原因すら分かってないのでまずは内科を
受診するように言われました。

そこから振り分けられて消化官内科へ。

やはりまた胃カメラをやる事になりましたが
その時にたまたま内視鏡をみて下さった医師が
異常に気付き検査を終え帰宅中の息子の携帯に
すぐ連絡を下さりました。

アカラシアという病気の可能性があるので
すぐに別の検査をさせてほしい。

なるべく早く検査の予約を
押さえてしまいたいのでいつが良いかという事でした。

翌週には内圧検査というのを受け他にもアカラシアと
確定するための検査をしました。

11月の終わり頃にはアカラシアという結果が出ました。

医師は画像で丁寧に説明してくれながら
ここでも従来の治療はできますが
現在POEM(ポエムと呼びます)という治療効果の高い
術式が開発されてます。
現状、当院ではまだその術式は行ってないので
その治療法を開発した医師のいる東京の病院を
紹介しますとすぐ紹介状を書いて下さいました。

紹介先は東京の江東区にある昭和大学江東豊洲病院です。
ここには消化器専門のチームがあります。

2017年2月、内視鏡で行われる手術を受け
息子はすっかり元気になりました。

つい最近術後一年の検診でも異常なしという事で
安心したところです。

東京の病院にはもちろんなのですが
息子の病気を見つけて下さり短期間で
色々な検査を済ませ最適な病院へ紹介して下さった
愛知医大の先生には本当に感謝しています。

ありがとうございました。