世田谷区経堂の甲状腺がんの口コミ（1件）

　２０２０年４月に首のしこりを発見し　かかりつけ医から、甲状腺専門医と言われている五十子クリニックを紹介された。
　五十子クリニックで採血、超音波検査、細胞診検査を受け『腫瘍は良性なので心配ありません。このまま様子を見ましょう。私は無駄な事はしない主義です』と言われた。
　しこりは大きくなっているようで私は気になったが、定期的に通院し検査を受け、いつも『今まで通り問題ありません』と言われ続けた。
　今年２０２３年９月も血液検査と超音波検診を受けて、変化なく問題ないと言われた。
　どうにも気になって、腫瘍を切除した場合の問題点を教えてくださいと頼むと、『私は内科医です。そういう話は外科の医者に聞いてください。もっと大きな腫瘍でも気にしないで生活している人はたくさんいますよ。必要なら紹介状を書きますけれど』と不機嫌そうに言われた。
　それでもお願いして、紹介状をもらって何時説明を聞きに行こうかと考えていた時、たまたま前立腺の定期健診があり、CTを撮った。
　結果前立腺肥大は進んでいるが前立腺癌は認められないと診断された。ただし甲状腺、リンパ節、肺に癌のおそれがあるので、大至急チェックが必要だと言われてしまった。
　びっくりして五十子クリニックでもらった紹介状を持って伊藤病院に行った。
　伊藤病院での対応はすさまじく早く、その日の診療時間を過ぎても検査が行われ、次の日も検査を実施対応してくれた。
　結果『甲状腺癌がリンパ節に転移している。肺は直接の転移ではなく血液等を経由しての転移と思われ、甲状腺とリンパ節の全摘手術がうまくいった後で、抗癌剤や放射線の治療に移ることになるだろう』と言われた。『こちらの方が苦しいかもしれない』とも言われた。
　『甲状腺癌は気道にも食い込んでいる可能性が強く、声帯神経に影響するかもしれないし、最悪気道に穴が開くことも覚悟が必要だ』とのことだった。
　３年間五十子クリニックでチェックを受け続け、良性だから放置が適当だと言われ続けた結果がこんなことになるとは！
　私はこの先いつまで生きられるのかわからないけれど、一人の医者の判断に頼ることは本当に危険であるとしみじみ感じた。遅すぎるけど。
　忙しすぎるのかもしれないし、私との相性が良くなかったのかもしれないけれど、いい加減で、威圧的な対応の五十子医師のことを私は許すことはできない。