盲腸かと思ったら尿管結石。なるべく痛くない体勢を見つけ、安静にして病院へ。

会社で一人残業中のことでした。
最初は脇腹に軽い違和感、ぐらいだったのですが、次第にうごけないほどの激痛に。
クルマ通勤のため、何とか帰ろうと運転し始めたのですが、とてもじゃないけど運転を続けられるような痛みではなく、コンビニで一時停車して家内に電話し、近くの救急系病院を探してもらいました。
夜間診療しているのは市営の救急センターしかないとのことで、とりあえずそこへ行ってみたのですが、あいにく当番の先生が内科の先生で、痛みの部位から消化器系が診られる先生でないと、ということで救急車を呼ぶことに。
えらいことになった、と思いながら、痛みはいっこうに収まらず、自力で立てないほどで、これは緊急手術かも、と半ば覚悟をしつつ救急車に乗せられました。
救急車が向かったのは自宅と真逆の方向で、40分ほど走らされました。
着いてすぐ、レントゲン、エコーと立て続けに撮られ、まだ断定はできないけど盲腸の可能性が高い、と担当の若い先生に言われ、CTを撮りたいけど順番待ち、とのことで。また1時間ほど待つことに。ただ、寝ているうちに幾分痛みが収まってきました。
看護士さんに収まってきた、と告げても、まだ断定は出来ないので、と言われ、結局CTを撮ったのですが、撮った結果が出る前に、尿管結石でした、との話。がっくりきた頃には既に3時頃でした。
泊まると入院料金が発生する、と言われ、痛みもないし、ということで、始発まで病院のロビーで仮眠し、帰宅しました。
翌日、近所の泌尿器科に行くと、尿管結石は腎臓と膀胱の間にあり、管の狭いところを通過すると痛いけど、そこを過ぎればさほどの痛みなく尿と一緒に出そう、とのことで、特に手術もせずに薬だけで治療し、２ヶ月ほどで無事なくなりました。
私は痛みの部位や激しさから、半ば盲腸だろうときめていたのですが、他の体験者も似たような話をしていました。
動いたり揉んだりすると余計に管内で石が暴れ痛みが強まるので、なるべく痛くない体勢を見つけ、安静にして病院へ行くことをお勧めします。