20代の尿路結石症。脇腹が痛く何度も嘔吐し、食生活を改善。

左わき腹が痛く、その痛みはズキズキと刺される感じでした。
よくお腹を壊すので、その延長にあるのかと思いました。
トイレに籠り、何度も嘔吐して、嘔吐すると少し痛みが治まりました。
この痛みを収めるために嘔吐し続けることが本当に苦痛でした。

最初は近所のクリニックに見てもらいました。
そのクリニックでは問診と、背中を叩くという診療方法でした。
この時は背中を叩かれてもそこまで痛いとは思わず、医師も「結石ではないだろう」と判断されました。
不規則な食生活などを指摘され、胃腸が荒れているのだろうと診断され、胃腸薬を頂きました。
これは結局誤診と言えることだったのですが、「嘔吐すると治った」という私の訴えが、誤った診断に繋がったのだと思います。

その後3日ほど経っても痛みは続き、ついには身動きが取れないほどの痛みとなり、友だちに車で大きな病院に運んでもらいました。
その病院では問診、尿検査、エコー、CTスキャンをしてもらい、尿路結石を疑われました。
この時も背中を叩く診療をしてもらいましたが、ものすごく痛かったです。
また、尿には血が混じっていて、へこみました。
結局この日、1万円ほど失いました。救急だから仕方ないですね。
翌日外来の泌尿器科へ行くように言われ、頓服を頂き、痛んだ時に飲むようにと指示されました。

翌日の外来にて、さらに精密検査をしてもらいました。
CT、採血、採尿、エコー、問診です。
この頃は本当に食欲がなく、また結石が食生活の悪さにあることをネットで知り、食べることに恐怖を覚えながら、病院に行きました。
私の場合、石は小さく、撮ったCTを見ながら「おそらくこれだろう」と言われ、診断は尿路結石と確定しました。
石は、自然排泄が期待できる大きさだったようです。
排尿を促す薬21日分（ウロカルン錠、コスパノンカプセル)と、痛みどめの頓服（ロキソニン、ムコスタ）を頂き、
「これでしばらく様子を見ます」とのことで、その日は帰りました。

それからは、不思議と痛みはありませんでした。
救急に運ばれたときに峠を越えたのか、時々お腹が重たく感じるものの、痛み止めを一度も飲まずに生活しました。
服薬を続け、1週間後に、排尿の際に石が出てきました（3mmくらい）。
その際には痛みは全くありませんでした。
すごい心理的な解放感があります。
ともあれ、もう二度とあの痛みを味わいたくはありませんから、かなり食生活を見直しました。

私の場合、毎日カップラーメンを食べたり、緑茶やコーヒーなどのカフェインを多量摂取していたことがまずかったのだと思います。
以後、それらの食品は控え、白湯を飲むようにし、カルシウムを多く摂るようにしています。
あの痛みから一年経ちますが、再発は今のところありません。