病院口コミ検索カルー - 痔瘻を疑うも医師の診断は切れ痔。しかし結果的に皮下痔瘻でした。 : 病気体験レポート
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痔瘻を疑うも医師の診断は切れ痔。しかし結果的に皮下痔瘻でした。

Lop1A  (50歳代・男性)

オススメ: 9,659views 2015年11月01日投稿 15votes 1comments

痔瘻が形成されたのはいつかはわかりませんが、大体違和感があるなと感じたのは一年から二年ぐらいだったと思います。

自分の肛門を見るということは普通しませんが、日が経つにつれ、何かおかしい、何かおかしい、とある時排便時に針で刺されたような痛み、ウォシュレットの際の肛門にあたった時の同じような痛みがありました。

ある時肛門を見ると、赤く腫れたイボみたいなところがあり、何かなっているのかなという程度で過ごしていました。
そういった状態になってから、半年ぐらいたった時だと思いますが、よく肛門を見るようになったところ、肛門背中側に穴のようなものが空いており、その穴から若干白っぽくなったものが微量に出ていました。

最初は単なる傷かなんか、イボかな程度でしたが、日が経つにつれて、違和感、特に排便時の椅子に座った時は不快感がひどい状態でした。

元々自分でネットで何でも詳しく調べるようにしていたのですが、目に入ったのは「痔瘻」という病気でした。ですが、症状としては「痔瘻」に当てはまらない部分が結構あり、熱も出ないし、大きいしこりといったものもない、不明な点が多く一年ほど過ごしていたのですが、ある時風呂から出て肛門を見たら「プチっと」膿が(量は多くない)でてきてこれは不味いと青ざめたのが切っ掛けで、病院に行く決断をしました。

ある病院に行き診察してもらった結果は「切れ痔」でした。その時は安心して家に帰ったのですが、一向に治らず。再度診察してもらうも「痔瘻」ではない、とはっきり言われました。はっきりです。

2ヶ月ほど経って症状が変わらなかったので、自分でさらに調べていたら、痔瘻の4タイプのうちの1型ではないかという自己判断をしました。皮下痔瘻というやつです。

結果、他の病院で診てもらったら、痔瘻という診断結果が出て、入院手術することとなりました。

「入院について」

入院についてですが、10日間、私の場合は、大腸内視鏡検査、と痔瘻の手術のセットでおこなって頂きました。
大腸検査はおそらく「クローン病の可能性」と腹が張る状態が少しあったので、念には念という配慮だったと思います。

「大腸内視鏡検査」

手術前日に、大腸内視鏡検査のため、夜7時頃下剤を飲み、排便が夜中に二度ほど、朝六時から透明の飲み物、下剤を15分おきに飲むやつ、を行い、便が透明になるまで飲むということをしました。これがそこそこ苦しく、味はセメダインのレモン風味と言った感じで、何がきつかったかというと、ゆっくり15分時間を掛けて飲まなければならないということでした。

下剤15分掛けて飲むX2回 水15分掛けて飲む、これが一セットで、計5回位だったかと思います。
便が透明になったらいいのですが、なかなか透明にならず、また、透明の状態を看護師さんを呼んで見てもらわなければいけないのでキツかったです。

内視鏡は肛門から入れ、ポリープ4mm以上があればその場で取るということでしたが、問題はなかったようです。実際は良性ですがポリープはありました。2,3年に一度検査はしたほうが良いみたいです。

「痔瘻の手術」

まず、リラックスする薬を飲んで、その後手術室で腰椎麻酔をおこなっていただき、いざ手術となりました。
手術としては、肛門背中側に開いている痔瘻の穴から棒状のものを通し、(串刺し)して切開するという内容でした。
麻酔が効いているので痛みはないのですが、触っている感じはありますので、なんだか変な気分でした。

あといぼ痔が3つあり、少し痔瘻の手術の際邪魔になるとのことで小さくなる注射をして頂きました。一年半ほど効果があるようです。(いぼ痔は結構誰でもあるようです。)

その後、尿を出すため、尿道から管を入れました。
イメージとしてキツそうですが、麻酔が効いていたので痛さはありません。抜くときに少し痛みがありました。

手術はおよそ15分ぐらいで、無事終えることができ、病室へ帰ってから、3時間の絶対安静、上を向いた状態で動かさないようにしていました。あたりまえですが、麻酔の関係上安静にしておかなければなりません。
(痔瘻が日帰りで手術できるなどというのを見かけますが、正直疑います。)

無事手術も終わって翌日からですが、軽い食事も出るようになりました。

点滴は3日間、4日目には抜いてもらい、お風呂にも入れるようになりました。

あと、困ったのが排便でした。術後5日ぐらいまで便があまり出ない、結構力んでしまって、家に帰るまで、あまり出なかったですね。

これには理由があるのですが、排便後は看護師さんに消毒してもらわなければならないので、極力行きたくなった時にしか行かないようにしていたのと、排便にかぎらず、定期的に消毒してもらっていたので、消毒してもらったあとや軟膏を入れてもらった後にさすがに行くのはどうかと気を使っていました。
結果出すタイミングがうまく行かなかったですね。気にならない人はいいんでしょうが。


私の場合は、痔瘻でも軽いものでしたが、術後完治まで2,3ヶ月掛かるようです。


「原因」
最後に痔瘻になった原因としては、座りっぱなしの仕事ということ、ストレスは半端じゃないくらい貯まる、辛いもの結構食べていた、排便時の力み、ウォシュレットのやり過ぎ、運動不足、不規則、この辺りが考えられます。
違和感があってから、酒は止めて、手術の半年くらい前からは、辛い食べ物は避けていました。退院してからは、食生活など見直し結構改善して、運動もするようにして過ごしています。

特に言うほど酷い症状はなかったものの、まさかこのようなことになるとは思ってもいませんでしたが、膿が出たり、座るのが不自由ですと憂鬱になっていました。市販の薬など塗っていましたが、全くの無意味でした。痔瘻がこれで治るなんてのを見ると怒りさえ覚えます。

「最後に」
痔瘻にも色々タイプはありますが、早く受診するのはもちろんですが、病院選びは重要だと思いました。
最初の病院ではっきり「切れ痔」と言われて、無駄な期間を過ごして、危うい状態でしたが、ネットなどでよく調べて、医療機器が整っているとか、この先生は、場数をこなしているのか、専門医なのかといった感じで調べて、自分の症状を理解しておくことも重要だと思っています。

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コメント(1件)

  • tulip0106
    私も初期症状は同じでした。激痛が走り、落ち着いてから家族に病院に連れて行ってもらいました。私もキレ痔、イボ痔と言われ日帰り手術を受け、激痛が走りつづけ5日目とうとう腫れが破れ排膿、切開術をうけました。それでも受診した中国人のおじいさま医師は胃腸科にかかれば大丈夫と。大きい病院に診てもらったら、要は誤診でした。あぁ。いろいろ切ってからだと検査もできないようで参りました。
    投稿:2017/07/09 23:45

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