健康診断の胃カメラで発見、ステージ3の食道がんからの生還…
ちゃおりん
(50歳代・女性)
| 病気 | 食道がん |
|---|---|
| 病院 | 社会医療法人 恵佑会札幌病院 |
実母の体験談です。
病気の発覚は今から5年前でした。
毎年受けている健康診断の胃カメラで、異常が見つけられました。
あとから考えれば、判明する数ヵ月程前から、食べ物を飲み込みづらくなって、ゴクン、という音が大きくなってきたかな、と思っていたとのことでした。
何かはおかしいと直感で感じてはいた様ですが、それ以上の行動はしてませんでした
。
毎年、健康診断を欠かしていないという自信があったので、大きな病気はしないという自信があったそうです。
近所のかかりつけの医者のところで、胃カメラにて胃の入り口にある潰瘍が見つかり、すぐに全国でも有名な病院を紹介されました。
友人に付き添ってもらい、すぐに精密検査、食道に腫瘍があることが判明。
しかも表面上は小さく、見つかりづらい状態だったものの、内部まで浸潤、リンパへの転移も可能性が高いとのこと。
レントゲン、MRI、内視鏡検査等いくつも検査をし、結果、食道がんステージ3でした。
本当なら多くの患者さん達の順番待ちですぐに手術はできなかったのだけど、緊急で手術をした方がいいとの判断で即入院、そのまま手術を受けました。紹介状をかいてくださった、近所のかかりつけ医の先生が、こちらの病院の院長と懇意にしていたこともあったようで、助かりました。
事前の説明でもあった通り、とても手術は大変なもので、体を3ヶ所、首の付け根と背中を2ヵ所大きく切り開き、食道を全摘出、胃の入り口を引き上げての縫合というもので、朝8時位から始まった手術は、夕方6時半ごろまでかかりました。
手術が終わり、先生に呼ばれて詳しいお話を聞きました。
食道をすべて切り取り、胃を持ち上げて切り口と縫合しつなげたとのことでした。
摘出した食道を切り開いた実物の腫瘍も見せてもらいながらの丁寧な説明でした。
また、一緒に胆嚢も摘出したとのことでした。
胆嚢自体はあるにこしたことはないが、後程、また何かしらの病気を発祥するリスクを考えると、取ってしまった方がリスクを抑えられるとのことです。
先生からお話があった通り、食道がんの原因として考えられたのは、お酒、タバコ、辛いもの、熱いもの、すべて大好きな母の生活習慣であったと思われました。
無事に、大手術を終えましたが、そこから先がさらに大変な日々でした。
術後約一ヶ月はICUにかんづめ、全身からたくさんの管が出ている状態、本人は会話も食事も出来ず、痛みに耐えながら、全身にたまった血液や浸潤液を排出されるのを待つ日々…。
咳も出来ず、呼吸する力も弱まっているため、タンや唾をバキュームしてもらうのが、一番辛かったとのことでした。
この期間、事前に説明を受けていましたが、自らの体からたくさんの管が出ている状態に、精神的に不安定になり、引き抜こうとして暴れる患者さんがたくさんいるとかで、スパゲティー症候群といわれるそうですが、家族のメンタルケアが大事です、といわれました。
ずっと点滴だけで栄養を補ってきましたが、ICUから出て数日から流動食から徐々に口からご飯を食べる練習も始まった頃には、少し落ち着いてきました。
最初は飲み込むこともうまく出来ず、飲み込めても逆流してきてしまい、咳で苦しみ、吐き戻し、バキュームされることの繰り返しでした。
食事の時間が恐怖で仕方なかったとのことでした。
結局、退院するまでに完全には普通の食生活には戻らず、胃から直接、体の外に出た管にペースト状態の流動食を直接注入する生活がしばらく続きました。
食べたい気持ちはあっても、食べられない生活は、精神的にも肉体的にも辛いもので、周りで見ている家族もとても辛い日々でした。
それでも、時間をかけて、少しずつ普通の食べ物を食べられるようにトレーニングして、吐いて詰まらせては病院にまた戻って、繰り返しながら徐々に私達の食事と同じものに慣れて来ました。
闘病が過酷であったことに加えて、手術前と比べ、食べられる量が減ってしまったこともあり、母の体重は30キロ近くも減ってしまい、ガリガリになっていました。
医師からも、出来るだけ高カロリーで栄養のあるものをたくさん食べて体重を減らさないような努力をしなさいといれています。
また、胆嚢を取ったせいもあり、油ものには弱くなり胸焼けしてしまうため、食べるものは選ばねばならず、数年経った今でも、食べ物によっては未だに飲み込めず、逆流して吐き戻して苦しんでいる姿を時々見かけます。
一旦退院したあとに、3クールほど抗がん剤治療のための入院もありました。
吐き気や全身の痛みとの戦いだったとのことで、すっかりやつれ、眉間のシワが深くなり、髪の毛もすっかり失い、まだ60手前の母には本当に辛い日々でした。
癌の移転を抑える為とのことでしたが、本当によく乗り越えられたと思います。
そんな過酷な日々を家族の支えでなんとか乗りきり、いまに至ります。
一時は、命も危ないと覚悟もしましたが、本人の強い精神力もあり、病を無事に乗り越え、生還しました。
今は半年から1年に一度、ペット検査を受け、体の隅々までしっかり検査をして、経過を見ています。
癌に大事なのは、早期発見と、良い医師との巡り合わせだと実感しました。
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