もっとはじめからアルツハイマー病ではないかと疑うべきところでした。

私の祖母の話になります。
なので第三者としての関わりでわかることを書いていきます。
あくまで、私たちの気づいた点での症状ですので
すべての方がそうだとは言えませんのでご了承の上で見てくださることを願います。

私の祖母は、片道3時間半の距離に住んでおり
はじめ、祖父と叔母と一緒に住んでいました。
夏休みになっては会いに行っていました。

その時祖母は50歳ぐらいの頃です。
祖母は30を越えても結婚できない叔母と毎日のように喧嘩していました。
それが、祖母の趣味でした。
その叔母が結婚してから、心に穴が空いたかのように静かになりました。
孫の立場ですから、いろんな話を祖母から聞くのですが、ある日に何度も同じ話を繰り返す祖母にしびれを切らしてしまい、何度も聞いたよ？どーしたの？って言ってしまいました。

そこから母がまず祖母の言動に気付きはじめていたのは発覚してから聞きました。

症状の現れは
・使用済みのキッチンペーパーにお茶を染み込ませて床をふきだす。
・何度も同じ昔の話を持ち出す
・夜に来客用の部屋の前でしばらく立ち尽くすことが増える
・早朝、起きてガタガタなにかを探し出す。

初症状はこれらの言動です。

そこからしばらくして徘徊が始まりました。
きっかけは、親戚を集めてご飯にいったあとにショッピングにいったとき。
私は祖母を見張ってはいたのですが、急に行方が、わからなくなりました。
館内放送をしてもらってもいなくて気づいたら外の道路にいたみたいでした。

段階が進んでの症状
・徘徊が始まる
・自分の母が亡くなったことがわからなくなる
・祖母の親戚もいると勘違いして、昔話を大いに広げる。
・閉じ込められたと被害妄想で他のかたに迷惑をかけるような言動をする
・孫が祖父の浮気相手だと発狂し出す
・噛みつく

そして、病院が嫌いな祖母をつれてくことが難しく、タイミングがいいのか、みんなが寝静まったあと徘徊しているときに車にひかれて骨折したのがあり、病院につれてくことができました。
それしか方法がなかったので、ひどいと思われる方はいらっしゃるとは思いますが、
そうするしかありませんでした。

最初の段階から５年間不思議に思っていた言動をもっとはじめから疑うべきところでした。
なので、物忘れから入る方もいらっしゃるとは思いますが、私たちのところは昔話をしだしてからでした。
趣味がなくて、遊ぶこともしない人でしたのでそうなってしまってもおかしくはなかったのだと思います。　
今は医療も進んでいるので、早めにつれていってあげるのがいいと思います。