Caloo(カルー) - バセドウ病の症状は人により様々。私は目覚めの悪さ、筋力低下でした : 病気体験レポート
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バセドウ病の症状は人により様々。私は目覚めの悪さ、筋力低下でした

ちよ(30歳代・女性)

オススメ: 4,846views 2015年09月19日投稿 19votes 0comments
病気バセドウ病過眠症
病院神戸市立西神戸医療センター
製薬メルカゾール錠5mg
関連だるい

 バセドウ病は、歌手の方が告白されたこともあって名前自体は知られるようになりましたが、実際どういう症状で、どんなふうに自覚するか、などとても難しい病気だと思います。
 出る症状には個人差がすごくあって、事実、私も妹がバセドウ病を患っていて、人よりも多少は知識があったはずなのに、自分もそうだということは診断が出るまで全く考えもしませんでした。

 まず、妹が発症した時のことから書きますが、当時19歳だった妹に出た最初の症状は下痢でした。それも、ずっとお腹がごろごろいっている訳でも痛い訳でもなく、何の前触れもなく急にお腹の調子がおかしくなり、そうなると家の中の二階から一階のトイレまでの距離が我慢しきれないほどの急激なものでした。
 最初は近所のかかりつけの内科に行きましたが、そこでは整腸剤を出されるだけで、何も改善しないまま一か月ほど経ってしまい、しかもその間にもどんどん違う症状が出てきたため、これはおかしいと家族の判断で市民病院に行って、やっとバセドウ病だと判明しました。
 ちなみにその一か月の間に出た症状というのは、①ものすごく汗をかく②とにかく水分がほしくて仕方がない③それまで穏やかな人間だったのが、急にものすごく怒りっぽくなって、常にイライラしている④夜になっても眠れなくなってしまう、といったもので、これに加えて、バセドウ病の代表的な症状である「手・指先が小刻みに震える」といったものがありました。

 その数年後、私が発症したのは30歳の時でしたが、妹の時とは、手が震える、という代表的なものを除けば、何一つ自覚症状は一致しませんでした。

 最初に感じた異変は、朝起きられなくなる、というものでした。
 特に夜更かしした覚えもないのに、目覚ましを何個用意しても全く起きられなくなり、最後には夫に揺さぶられても目が覚めないということが続くようになりました。
 あと、当時は接客業のパートをしていたんですが、とにかく足が痛くて4時間程度でも立っていられなくなり、また、常になんともいえない倦怠感がまとわりつくようになってしまったんですが、これも全て自分に体力がないせいで、だから朝も起きられないほど睡眠を必要としてしまうんだ、と思っていました。
 次に感じた異変は入浴時で、洗い場のイスに座ると、何か手すりなどを持たなければ立ち上がれなくなっていることにある日気が付きました。同時期に、腰を落としてしゃがみこんだ格好からも自力では立ち上がれなくなっていることにも気づきましたが、これもやはり体力不足のせいだと考えていました。

 決定的におかしいと自覚したのは、朝起きられなくなってから半年ほど経った頃に出かけた時でした。 
 電車の時間が迫っていたせいで少し早歩き程度で移動しないといけない状況だったんですが、一緒に出掛けた友人達から自分だけがどんどん遅れていってしまうんです。
 むしろそれまで、自分は歩くのが早いという自覚があったんですが、どれだけ急ごうとしても全く足が動かず、走ろうとしても大したスピードも出ず、これが本当の意味で「これは何かがおかしい」と自覚した瞬間だったと思います。その翌日、ペットボトルのふたを開けようとしたもののぴくりとも動かなかったことが最後の一押しとなって、かかりつけの内科に行きました。自分の指先が小刻みに震えていることに気が付いたのもこの時です。
 そこで握力を計測したところ5キロしかなく、先生も「脳に何か起こっているのかもしれない」とすぐに紹介状を書いていただき、西神戸医療センターの脳神経外科を受診しましたが、その結果判明したのが「バセドウ病」でした。

 私は、下痢になったり水分が欲しくなったり汗をかいたり、怒りっぽくなるといった妹に出た症状は一切出ず、むしろ眠れなくなった妹とは違って、とにかく眠り続けて起きられなくなりました。基本的には、起きている時間が一日の中で数時間といった感じで、丸二日眠り続けたことも数度ですがあります。
 原因は筋肉が著しく落ちてしまったせいで、ペットボトルも開けられないほどの握力の低下も、ずっと感じていた足の痛みも倦怠感も、しゃがむと自力では立ち上がれないのも、偏にそのせいでした。バセドウ病だと判明してすぐに自宅の階段も登れなくなり、結局一年ほどは自宅の二階にはたどり着けませんでした。
 最終的にそれ以外に出た症状としては、眼球突出です。これもバセドウ病でよく言われる症状ですが、実際には五人に一人程度くらいのようです。

 バセドウ病の代表的な自覚症状はやはり、手が震える・ひどく汗をかく・怒りっぽくなる、興奮状態が続いて活動的になり眠れない、といったものだと思いますが、私のように代表的な症状がほとんど出ず、むしろ眠り続けて活動できなくなるタイプもいるということを知っていただきたく、これを書きました。私は妹がバセドウ病ということもあって普通の人よりは知識がありましたが、むしろそのせいで自分も同じ病気にかかっていることに気が付きませんでした。
 また、個別に出ている症状だけではお医者さんもバセドウ病だと判断するのは難しい場合もあるかと思うので(事実、妹は最初は胃腸の問題だと診断されていましたし、私は脳の病気だと考えられていました)少しでもおかしいと思ったら、自分の方からバセドウ病の名前を出してみるのも早い確定診断のためには必要かもしれないと思います。

 ちなみに私にはもう一人妹がいますが、彼女はその後、橋本病というバセドウ病とはほぼ逆のホルモンが出にくくなる病気を発症しましたが、この二つは表裏一体で、どちらに転ぶか分からないといったもののようです。
 また、この病気の遺伝的要素を否定される方もいるようですが、少なくとも私は姉妹三人とも発症しましたので、ご家族にバセドウ病の人がいるなら、調子がおかしいと関じた時には自分もバセドウ病かもしれないと思った方がいいかもしれません。 

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