子供のADHDは病気ではないので、長い目で見守ってほしい

今は大人ですが自分自身が今考えると、中2までADHDでつらかった気がします。

幼稚園の年長さんの頃に、皆が出来ることが出来ず、お弁当さえもいつまでも食べ終えることが出来ず、毎回、《最後の一人》でした。

多動が無かったので、ADHDというよりはADDの方が強かったのだと思います。

とにかく、小学校時代まで《授業を聞いていた》という記憶がありません。

先生が話している授業がまるで《お経》か《他国語》のように聞こえていました。
時々、知っていることや自分に興味のある話が出る時だけ、よく聞こえて集中も出来ます。

低学年の頃は、授業を聞いていても理解できないので退屈になります。
30～40分の授業の間、自分の好きなことを想像したり、悪い時には隣の机の子にちょっかいを出す迷惑行為をし
よく先生に怒られていました。

ただ、手で何かをこしらえることが大好きで家庭科だけは集中して出来る子供でした。

その時間だけは、集中できたので地域の展覧会に130人ほどの生徒の中から選ばれ、うれしかったこともあります。

中学校の2年生で生理が始まったのですが、その頃をきっかけにすこしづつ周りや自分のやらなくてはいけないことが見えてきて勉強も真剣に取り組み始めました。

今となっては、社会生活においてはそれほど苦労はしていませんが、ADHDは《病気》というより他の人より《成長が遅い》というだけだとおもうので、親御さんは長い目でみてあげてほしいと思います。