病院口コミ検索カルー - 1日4、5回の下痢や慢性的な腹痛で自覚し始めたクローン病。 : 病気体験レポート
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1日4、5回の下痢や慢性的な腹痛で自覚し始めたクローン病。

ライト  (30歳代・男性)

オススメ: 3,261views 2014年02月09日投稿 3votes 0comments
病気クローン病
病院市立秋田総合病院秋田赤十字病院慶應義塾大学病院
製薬ペンタサ錠250mg、レミケード点滴静注用100、エレンタール配合内用剤、アザチオプリン錠、ツムラ大建中湯エキス顆粒(医療用)
関連発熱胃痛・腹痛慢性の下痢

今思えば妙な腹痛に気づき始めたのは、高校を卒業してアルバイトを始めた夏。
冷水とはいえ夏の厨房で一口飲んだだけでもお腹にズキリとした痛みが走った。
その時は昔からお腹が弱いからと気にしないでいたのが、その年の冬になり友人と外で遊んでいるときなどには尋常ではないお腹の痛みを感じるようになった。

その時期にはもはや1日4~5回の下痢が止まらない状態になり、親にすすめられようやく病院に。
診断結果はクローン病。

しかしその時でさえ、一生治らない病と聞かされても自己認識に疎い私は大した療養生活も心がけず勝手気ままに過ごし、ついに3年後の21歳の時には小腸末端部から膀胱に通ったろう孔が悪化し、激しい陰部の痛みに耐え切れず泌尿器科へ。
そこの検査でろう孔の可能性を説かれるも、当時は腸と他の臓器が勝手に繋がることなど夢にも思わなかった私は、泌尿器科でもらった抗生剤がある程度効いて痛みが沈静化したことで状況を軽く考え、クローン病でかかっていた病院にもきちんと検査を依頼しないままにする。

翌年22歳の春には再び膀胱の症状が悪化、それは腹部の症状も忘れるほど重度のものとなり、毎日の痛みに体が耐えかねたのか、警告を発したのか、40℃近い高熱を出し入院。

検査の結果、回腸・S状結腸・膀胱間のろう孔が発覚し、手術で現状の症状を回復する場合に膀胱を残すことは困難といわれ、その時には自分が障害者になることを真剣に考えさせられたものだった。
幸い、その当時にはすでに投与剤「レミケード」が使用可能な時代であったので私は膀胱どころか体に一つのメスも入れることなく回復し退院することができた。

もっとも、レミケードと絶食療法のみの内科的治療による回復としては担当医も驚くほどの成果だったようだ。
必ずしも私のようにうまくいくという事ではないように思われる。

この出来事をきっかけに私は自分の病・自分の体を意識して気遣うようになり、その後クローン病患者としては安定した生活を送ることができている。
もちろん毎日の炎症止めの薬「ペンタサ」と免疫抑止剤「イムラン」の服用、レミケードの定期投与、そして消化負担軽減のための経腸栄養剤「エレンタール」の利用は欠かすことのできないものだ。
また漢方薬「大建中湯」なども腸をいたわるに良い効果を与えてくれていると実感する。

何よりもまず、真剣に自分の体と病に向き合うことが肝心である。

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  • 通常のお薬をもらうために通院しましたが、発熱があったため検査も合わせてお願いしました。 丁寧に対応
    5.0 ジャパニーズ シストル818 すぎなみ内視鏡 内科クリニック(東京都 杉並区)
  • 前回の大腸検査では麻酔無しだったため汗だくになり痛みが結構ありましたが、先生に麻酔をしてくれるのかと
    5.0 エリオロン1200 ももいクリニック(兵庫県 神戸市西区)
  • 夜眠れないほどの腹痛に襲われ翌日かかりつけの病院にいき腸炎ではないかとのことで薬を処方されるも治らず
    5.0 猫ぱんち 熊本市医師会 熊本地域医療センター(熊本県 熊本市中央区)
  • 小児科メインですが、持病の治療のため通わせてもらっています。 看護師さん、医師の方全て嫌な人はいま
    5.0 つばき628 医療法人 希望の森成長発達クリニック(大阪府 大阪市中央区)
  • 私は、この病院の先生の適切な判断のおかげで今こうして日常生活が出来ているのだと心の底から毎日感謝して
    5.0 ecoちゃん 新寺内科(宮城県 仙台市若林区)

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