突然の難聴と耳の痛み。急性中耳炎で鼓膜切開するも治らず。

ある朝、なんとなく左耳が聞こえづらい。
しばらく様子を見るも、どんどん聞こえが悪くなっていく。
そしてその夜、床につくと今まで経験したことのない耳の奥の激しい痛み。
ロキソニンを飲むと痛みが収まり眠りにつくことができた。

翌朝、インターネットで色々調べていくとどうやら突発性難聴の症状に似ている。
朝一番で耳鼻咽喉科に着き、診察してもらうと見た瞬間に「急性中耳炎ですね」と。
中耳炎って、こどもの病気だとばかり思っていたのでビックリ！

選択の余地なく鼓膜切開をすることに。
耳から暖かい液体と電気を通して麻酔をするのですが、麻酔してても全然痛い！
というより恐怖が強いのかな。中耳炎でたまった水を吸出す音もすごいし・・・。

切開をすると、耳から水が出てとまらなくなる。
綿球を入れるも、５分もしないうちにビタビタになる。
翌朝、耳から出てくる水は黄色い粘着質なものに変わる。ちょうど膿のような・・・。

それから5日間ほぼ毎日通院し、鼻から空気を通す治療とみみの洗浄をされる。
抗生物質をずっと飲み続ける。

しかしなかなかよくならず、開けた穴がふさがってしまい元に戻ってしまったとのことでもう一度鼓膜切開を勧められるが、あの恐怖がよみがえり、もうすこし様子を見てから・・・と言葉を濁し、病院を後にする。

その後、通院するのが嫌になってしまいそのまま今に至るのですが・・・。
２週間ほど経つと、少し耳の聞こえが良くなってきて、一ヶ月経った頃には完全に回復しました。

本当はちゃんと完治するまで通院するべきなのでしょうが、インターネット上で中耳炎は自然治癒するとの情報があるように(医療先進国の欧米等では、急性中耳炎に対し鼓膜切開治療はしないそうです。)勧められるがままに鼓膜切開をせずとも治癒するという、こんなケースもあります。