右耳内部の帯状疱疹で発見が遅れ、顔面麻痺（ハント症候群）へ。

ある日、これまで経験した事の無い激しい頭痛と　全ての音が半音下って聞こえる奇妙な症状に襲われました。
近所の内科、救急病院、耳鼻科と回り、結局原因が判らず日赤へ。
脳神経内科に係り、ＣＴも撮りましたが、診断は頭痛・・待っている間も痛くて泣いてしまう程でした。
仕方なく帰宅し効かない痛み止めを飲み我慢していると、主人に「・・右の顔が動いてないよ。」と指摘され、驚きました。
翌日、日赤に確認したところ、すぐに来て下さい、と。診察して頂くと「これは疱疹は見当たりませんが、帯状疱疹と　そのウイルスの影響による顔面麻痺でしょう、早速　入院・投薬治療を開始しましょう。」と告げられ、そのまま　耳鼻科に入院となりました。

右耳内部に疱疹が出来ているので発見が遅れ、麻痺が出て　初めて判ったようでした。
右顔面が全く動かず、食べたものも右口角からこぼれてしまいます。その事もショックでしたが、色んな病院を回り、どの医者にも　痛みの激しさを　症状が悪化するまで理解してもらえなかった事が１番ショックでした。10日程の入院で、激しい頭痛と　一旦、麻痺は治まり、退院出来ました。

しかし、その二か月程後に　右の顔面がこわばり、目と口の動きが連動してしまう症状に気付きました。
受診すると診断は　ハント症候群、その後遺症との事でした。
３年たった今も　後遺症治療に通院しています。
少しずつではありますが、症状は改善しています。
この病気で言える事は、麻痺の後遺症の違和感に　慣れない・諦めない事です。
お風呂でのマッサージや、治療（２週間に１度の神経ブロック注射）も諦めないで続けていれば、いつか道は開ける！と思います。