父が胆管がんに。10年連続の人間ドックで発見できず、黄疸の自覚症状で判明。
Caloouser55555
(40歳代・女性)
60代後半の父のがん闘病についてお話します。
父方家系は皆95歳超えの長寿家系で、健康には自信があったため、過信してヘビースモーカーでした。
ですが、長男で一家の大黒柱としての責任が強く、10年人間ドッグを受け続けました。
腹痛や黄疸の自覚症状が出るまでは、体力もあり、仕事もバリバリしていて、見た目は健康そのものでした。
黄疸が出て、病院に行き、検査をしたところ、ステントを入れる手術をし、応急処置をされましたが、その時点では家族にも本人にもがんの告知はされませんでした。
その時点で、すい臓や動脈にも浸潤があったのですが、十二指腸切除術という高度な手術で、技術の高い外科医をそろえるのに、時間がかかったようで、準備が整った1か月後に病院かから電話があり、3日後の手術日程を告げられました。
手術の2日前に余命1年の宣告を本人と家族一緒に受けました。
全員頭が真っ白です。セカンドオピニオンの病院を探そうにも明後日の手術では、無理でした。紹介状を書いてもらい、予約が取れるまでには1か月は待つとの事で。
高度進行性なので、この1か月を待ってる場合ではないとの事で。
悩む時間もなく、10時間の手術。
術後、副作用で味覚障害と吐き気で食事はほとんど取れず、点滴で栄養摂取、瞬く間に体重が落ち、ベッドから起きるのも一苦労の状態に。
主治医からは抗がん剤の、ジェムザールかTS-1を進められましたが、体力的にも精神的にも落ちている本人をこれ以上苦しめたくなかったので、家族で抗がん剤を使用しない事を決意。
製造元のイーラーリリーにも電話問い合わせしましたが、治験の人数が60人程度。メジャーな製薬会社のメジャーな抗がん剤でもこんなものなのかと…。
その程度の実績のもので、余命が限られた人をこれ以上苦しめたくなかったので。
当の本人は、がん告知の時点では前向きな闘病姿勢を見せていましたが、食事がとれなくなり、腹水が増えお腹が腫れ、体の変化が著しくなるころには、メンタルも弱り切り、がんで余命1年を切っている事実を否定したい心理から、自分はがんではないと言い出すようになり、うつ状態に。
カウンセラーや緩和ケアの先生にも相談しましたが、最後までがんではないと思い込んで、宣告から5か月目で他界しました。
最近では余命の生き方を本人が選べるよう、本人告知が主流ですが、全ての人が余命1年を受け入れられる心の強さがあるわけではありません。
がんである事実を否定し、治療放棄ぎみになった父を見てもどかしい気持ちにもなりましたが、「がんではないから、自分は治る」と絶命の直前まで本人の中で希望を持って最後を迎えられたのであれば、本人ががんを受け入れなかった事、今となっては良かったと思います。絶望的な気持ちのまま逝かせるのは気の毒で。
事実を受け入れ、終活をしてくれたら、家族としては助かりますが、希望がない状態で余命を過ごす事は酷であり、メンタルの弱い人に無理強いはできません。
治療法の他の選択肢で出会うのが手遅れだったのが抗がん漢方です。
横内医院という抗がん漢方の先生の情報を入手した時には、すでに肝臓と腹膜に転移していて、飲食もできず、漢方を飲ませてあげる事ができませんでした。
手術前にこの漢方に出会っていたら、後遺症の味覚障害で飲食できなくなる事を想定して、手術を選ばず、漢方を選んでいたと思います。
父は15年前に胆石の手術をしましたが、それががんの元だったようでうす。
10年以上も人間ドッグをして見つからなかった事が悔やまれてなりませんが、胆管がんやすい臓がんのオプションはつけていなかったようです。
胆石をやった人は胆管がん、隣のすい臓がんなどになりやすいようなので、人間ドッグをするにもオプションをつける事をお勧めします。
何より、たばこを吸わない事ですね。たばこさえ吸わなかったら、長生き家系の父は90歳超えもあっただろうに…と悔やまれてなりません。
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