子供の熱性けいれんの薬ダイアップ。副作用を考え控えめに。

息子が3回熱性けいれんを経験しています。

熱性けいれんには単純型と複雑型があり、息子は3回とも単純型けいれんです。
単純型の特徴は左右・上下対称に起こるけいれんです。
複雑型の特徴は左右・上下それぞれバラバラに起こるけいれんです。
単純型より複雑型けいれんのほうがけいれんを起こす時間も長いようです。
一般的に単純型けいれんより複雑型けいれんのほうが深刻は後遺症などを
引き起こす可能性が高いと言われています。

1回目
◆1才10ヶ月
◆風邪などの症状もなく急に発熱。熱を出して3時間程度で39.5℃を
　超える高熱になり熱性けいれん（単純型）を起こしました。
　すぐに救急車を呼び病院へ行きました。けいれんの他には症状がなかったため
　治療もなく、酸素フォワードを確認後帰されました。
　先生曰く、けいれんの時間が5～10分程度で酸素フォワードも95％を超えていて
　単純型けいれんなので後遺症の心配も少ないとのことでした。
　けいれんを抑える薬ダイアップはけいれんを2回以上起こさないと処方できない。
　熱性けいれんは急な発熱時に起こりやすいため解熱剤で熱を下げてしまうと再度
　熱が上がる際けいれんを起こす可能性が高くなるため使わないほうがいいとの説明でした。

2回目
◆3才6ヵ月
◆風邪で39.6℃の熱があり、病院の待合室で順番待ち中けいれん。
　院内だったためけいれんが落ち着いてすぐに酸素フォワードを確認できました。
　安定して95％以上だったのでダイアップを頂いて帰宅しました。

3回目
◆5才6ヵ月
◆風邪で39.8℃の熱があり、自宅でけいれん。
　念のため病院へ行き診察して頂きダイアップを処方され帰宅しました。

3回のけいれんと5才を過ぎてからのけいれんの経験があるため、てんかんの心配もあり
脳波の検査を2回目と3回目のけいれん後受けましたがてんかんの兆候はみられませんでした。

2回目のけいれん後は38.5℃を超える熱が出る度にダイアップを使っていました。
ダイアップを使うと薬の副作用で息子がハイテンションになり急に大声で笑ったり
椅子から飛んだり異常な行動をしているかと思うと次はぐったりしたりフラフラして
一人では歩けなかったりしていました。
それでも私達親がけいれんの恐怖に絶えずダイアップを使っていました。

5才を過ぎてからはそろそろ熱性けいれんも治まる時期なのでダイアップは使用せず
熱が出ないことを祈っていましたが、けいれんを起こしてしまいました。

その後、熱性けいれんについて色々調べて幼少期の熱性けいれんによる脳の損傷でてんかんが誘発される可能性がある事をしりました。
そのため3回目のけいれん後もしばらくは熱が出ればダイアップを使っていました。
でも、息子も大きくなり座薬をとても嫌がっていたので7才になったのをきっかけに
熱が出てもダイアップは使わないことに本人も交え家族みんなで決めました。

ダイアップをやめてからはまだ1回しか39℃を超える熱は出していませんがまだけいれんの恐怖は私の頭から消えません。でも、いつかはやめないとけいれんを起こさなく
なったとしてもそのことに気づくことができません。