子供は要注意！夏に流行する咽頭結膜熱（プール熱）

幼稚園や小学校でプールの授業が始まるこの季節、流行りだす病気にプール熱があります。
プール熱というのは俗称で、正式名称は咽頭結膜熱といい夏風邪の一種ですが、プールで感染することが多いのでこう呼ばれるようです。
うちの上の子も、小学校で感染したようで、ある日学校から帰ってくると、目が真っ赤になっていることに気付きました。潜伏期間は１週間弱ありますので、いつもらってきていたかはわかりませんが、発症はある日突然という感じです。
結膜炎にでもなったかなぁ…と思っていると、急激に熱が出ました。しかも３９度を越えるような高熱です。
その日の夜は取りあえず解熱剤を使い、翌朝病院を受診しました。

目やにも多く、のども痛いというので、早速検査されました。
のどの粘膜の所を長い綿棒のようなものでこするだけの簡単な検査ですが、すぐにアデノウイルスというのが判明しました。
これは、子供の唾や鼻水、目やにや便などが感染源になるらしく、プールはもちろんタオルなどからも簡単に感染してしまいます。
ですので、兄弟がいるご家庭では、お風呂やタオルをきちんと分けて管理し、目を触った手で色々なものを触ったりしないように注意しなければなりません。
これだけ細心の注意を払っても、うちの場合は早速２日後、妹にうつってしまいました…。

それだけ感染力が強いので、学校等はもちろん出席停止扱いです。
症状が落ち着いても、病院の先生から許可が出るまではお休みしなければなりません。
そして、これだけの感染症なのに、特効薬はありません。自然治癒を待つのみです。
ただ対処療法で解熱剤やうがい薬、目に対しては抗生剤や目薬など、症状に合わせて処方してくださいます。